
『救い、巣喰われ』でヒロインを演じる阪口珠美
乃木坂46卒業から約1年半。2025年11月から12月にかけて舞台『醉いどれ天使』に出演した阪口珠美が、人気コミック原作の2月12日スタートのドラマ特区『救い、巣喰われ』(木曜 深夜0:59~、第1話は深夜1:09、第2話は深夜2:33、MBSほか)でヒロインを演じる。
「卒業して、当たり前ですが、仕事もひとりで取り組むことが増えました。今はひとりで自由、というのはあるのですが、その分責任感というか、本当にひとりなんだっていう自覚がより強まっています。お仕事の待ち時間なども、ずっとひとりなので、グループ活動の時代に比べると、そこはバリバリに寂しいです」
ひとりの待ち時間に、新たに始めたことがあるという。
「舞台や番組収録で、楽屋が1人部屋の機会が増えたんです。そんなときは、楽屋の床にヨガマットを敷いてストレッチをしています。舞台経験のあるメンバーに色々相談して『ヨガマットを持っていると役立つ』というアドバイスを実行しているんです」
ドラマ『救い、巣喰われ』で、阪口は所属しているアイドルグループ内で仲間はずれにされている南瀬天を演じる。
「芸能界が舞台になっているお話で、脚本を読んでいる私も不思議な感覚になりました。あと『ヤンデレ』っていう恋愛シチュエーションも初めてだったので、演じていて楽しいです」
グループアイドルとして活動していた阪口にとっても「アイドル役は新鮮」だという。
「演技とはいえ、初めてメンバーに“嫌がらせ”をされました(笑)。演技でも、こんなに苦しく、悲しいのだと、実感しました」
阪口にとって、現実の乃木坂46は「安心できる平和な場所」だったという。ただ、ドラマの演技で想起された、グループ時代の感情もあったようだ。
「いじめとか、全くなくて、常に穏やかな空気だったんです。ただ『先輩にしっかりと指導されたことは、身に着けて、注意されないようにしよう』みたいな自分なりの良い緊張感はありましたね。あの当時の、ひたむきに頑張っていた姿を、今回のドラマでアイドルを演じて、すごい懐かしく思い出しました」
アイドル活動をしながら、女優を目指す姿は、現在の阪口にもオーバーラップする。
「ドラマの中で、ワンシーンだけドラマ撮影に参加して、『一言だけだったけど楽しかったな』っていうセリフがあるんです。あれは、私の今の心境にぴったりです。自分と重ね合わせながら『私もこれから演技を頑張っていくぞ』という気持ちを、劇中の天ちゃんと自分を重ねながら出せたらいいなって思っています」
劇中で主人公は、ミステリアスな人気俳優との恋愛にのめり込んでいく。阪口にも、過去に「危険とわかっているけど、やってしまった」ことを振り返ってもらった。
「ネイルですね! 乃木坂46では、衣装との兼ね合いもあり、派手なネイルは禁止だったんです。私自身、ずっと、素敵なネイルに憧れがありました。これは悪いことではないのですが、解禁というか、許可が下りたらすぐに、凝ったネイルにしました。あのときは、許可をいただいているのに、背徳感がありました」
昨年の卒業後、俳優としての仕事が増えている。アイドル時代との違いは何なのだろうか。
「稽古期間にみんなで作り上げて、それを表に出すという作業は、グループでのアイドル活動も俳優も同じことだと思っています。メンバーではないけど、新しく出会ったスタッフや共演者の方たちと、ひとつのものを作り上げるのは、グループ時代と似ている部分もありますね」
ただ、仕事で接する世代は幅広くなったようだ。
「以前出演した舞台『醉いどれ天使』は、スタッフやキャストの年齢層も幅広くて……。日本酒を飲みながら演技について語り合うみたいな経験を、初めてさせていただきました」
演じるために、心掛けているルーティンなどはあるのだろうか。
「幅広くいろいろな作品を見るようにしています。日本の作品も見るし、韓国ドラマも好き。楽しく観ているだけですが、それが自然といつか、自分の演技に活かされたらいいなとは思います。今は、Netflix『恋の通訳、できますか?』にハマっています。それも芸能界を舞台にした話で、なんかすごい不思議な感覚というか、遠くない世界に感じられて、それが面白かったです」
プライベートではカフェ巡りに夢中とのこと。
「雰囲気だけで、あえて何も調べずにカフェに飛び込むのが好きなんです。内装や外装に木や緑が多いことがカフェ選びのポイントです。一日に、数軒回ることもよくあります。好きなドリンクは、オーツミルクラテ。本当に美味しいくて毎回飲んでます」
日々、とにかく体を動かすようにしているとも明かしてくれた。
「ピラティスとバーオソルを毎週やっています。バーオソルは日本ではマイナーなんですが、寝た状態でやるバレエのストレッチです。自分がずっとクラシックバレエを習っていたこともあり、日本でレッスンできる場所を探して習っています」
さかぐちたまみ
2001年11月10日生まれ 東京都出身 T161 2016年、乃木坂46の3期生オーディションに合格し活動を開始。2019年、23枚目シングル『Sing Out!』で初めて選抜メンバーに選出。2024年7月に卒業。2月にスタートするドラマ『救い、巣喰われ』(MBSほか)ではヒロインの南瀬天を演じる
写真/木村哲夫
スタイリスト、ヘア・メーク/大羽澤真鈴
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







