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野村證券→銀座人気キャバ嬢に転身「きこ」さんの逆転人生「貯金30万円」から「資産5億円で引退するつもり」

インタビュー 記事投稿日:2026.07.20 06:00 最終更新日:2026.07.20 06:00

野村證券→銀座人気キャバ嬢に転身「きこ」さんの逆転人生「貯金30万円」から「資産5億円で引退するつもり」

東京・銀座のキャバクラ「JUNGLE TOKYO GINZA」の人気キャスト・きこさん(写真・福田ヨシツグ)

 

「私自身、投資にはあまりいいイメージを持っていませんでした」

 

 東京・銀座の大規模キャバクラ「JUNGLE TOKYO GINZA」の人気キャスト・きこさんは、元野村証券勤務という経歴が注目を集め、いまや投資家としても活躍している。しかし、その投資家としてのスタートは、決して早くなかった。

 

「母は、銀行にすすめられた投資信託で損をしてしまって解約していますし……以降、家族で投資をしている人はまったくいなかったんです」

 

 きこさんは大学時代、「どうせなら、業界トップで挑戦したい」と考え、総合商社や金融機関、広告会社など、一流企業を中心に就職活動を進めた。そのなかで選んだのが野村證券だった。

 

 2017年に入社すると、最初は池袋支店へ配属。営業成績が評価されて本社へ異動し、法人営業部門に配属された。2年めには、同期のなかでわずか3人しか選ばれない「CEO賞」を獲得するなど、早くから実績を残した。

 

 ところが、そのころの自身の資産運用は、ほとんど進んでいなかったという。

 

「野村證券に入って3年めくらいまでは、自分の資産運用には無頓着でした。20代はやりたいことが多くてお金がかかりますし、貯金も30万円くらいしかありませんでした。提案する商品も債券や保険などがあり、株ばかりを扱っていたわけではなかったんです」

 

 投資に本腰を入れるきっかけになったのは、担当していた富裕層の存在だった。顧客の資産が市場環境の追い風を受けて増えていく姿を目の当たりにし、「自分も資産運用を始めよう」と決意。まずは積立投資から始め、定期的に投資信託を見直しながら運用を続けた。一方でこのころ、仕事への思いにも変化が生まれた。

 

「心のどこかで、『このままでいいのかな』という迷いがありました」

 

 2022年、思い切って夜の世界へ転身。野村證券で培った営業力を武器に、銀座の人気キャストへと駆け上がった。

 

「お客様のなかには、経営者や上場企業の役員、個人投資家の方も多いんです。もちろん、守秘義務は厳守していますし、お客様が経営する会社の株には、手を出さないようにしています。それでもいまは、証券会社にいたとき以上に、投資家や経営者の『生の声』を聞く機会に恵まれています」

 

 夜の世界で数々の経営者と向き合ううちに、人を見る目も磨かれていった。投資先を選ぶ際も、経営トップの人柄は重要な判断材料になっている。

 

「どんなにお酒を飲んでも、周囲の状況に応じて自己コントロールできている方は、経営者としても優れた資質の持ち主だと感じることが多いですね。印象に残っているのは、ある上場企業の役員の方が、自分と同じ出身地の女の子たち全員にシャンパンを1本ずつ入れていたことです。

 

 地元を大事にしていて、『将来は地元に帰ってビジネスをやりたい』とも話していました。経営トップが従業員やまわりの人を大切にする会社は、長期的に成長します。逆に、周囲の意見を聞かないワンマンな社長さんの企業は、好業績でも投資したいとは思いません」

 

 投資家としての活動が知られるようになると、投資家・田端信太郎氏のYouTubeチャンネルにも出演するようになった。

 

「お客様だけじゃなく、お店の女の子や友人から『証券口座はどうやって作るんですか』と聞かれることが増えました。そこがけっこうなハードルなんですよね。一度はやろうと思っても、結局そのままになってしまう方も多いんです。マイナンバーカードを作っていなくて、証券口座を開設できないこともあります」

 

 初心者から相談を受ける機会が増えた一方、自身の投資スタイルは変わらない。

 

「長く持っているのは、日本や世界でトップシェアを持つ企業が中心です。私が保有しているのは、たとえば三菱UFJフィナンシャル・グループやヨウ素の国内シェアトップ企業である伊勢化学工業、半導体の製造に不可欠な感光性材料を製造する東京応化工業など。どれだけ長い歴史を持ち、トップを走り続けているかを大切にしています」

 

 現在の運用資産は約1.2億円。毎月500万円を証券口座へ入金することを目標にし、そのうち約300万円を個別株、約200万円を投資信託に振り向けているという。

 

「資産5億円を達成したら、キャバクラの仕事は引退するつもりです。いまの相場なら、あと3年くらいかなと思っています」

 

 証券会社から銀座へ――。活躍する場所は変わっても、「トップ」を目指す姿勢は同じなのだ。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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