
前橋競輪場で前撮りを行う天木と佐々木
グラビア界を約13年間にわたってトップランナーとして駆け抜けた天木じゅん(30)が、競輪選手の佐々木悠葵(31)と結婚することがわかった。8月10日をもってグラビアアイドルとしての活動を卒業した天木。「やりきった」と本人が言い切った彼女は、競輪界の若きホープと新たな人生を歩み始める。そんな天木と佐々木が出会いから結婚までを明かした。
佐々木は群馬を拠点に活躍するS級1班の競輪選手。2019年のデビュー以来、安定した成績を残し、G3でも3度の優勝を誇る、関東地区期待の若手だ。身長180センチで、149センチの天木とはじつに31センチの差がある。
2人の出会いは去年。お互いの友人による紹介がきっかけで4人で食事をする予定だったが、それぞれの友人に急遽仕事が入りキャンセル。天木の住む東京で、2人で会うことになったという。
佐々木悠葵(以下、佐々木):僕はタレントさんに詳しくなくて、彼女のことも知らなかったのですが、一応、失礼がないように会う前に調べました。僕の住む群馬県から東京までは新幹線で1時間くらいかかるので、道中に検索して。名前を検索したらいちばん上に出てきたYouTubeの動画を見させてもらいました。
天木じゅん(以下、天木):それが、私が一番見てほしくなかった動画で(笑)。過去のことを赤裸々に話すという内容だったので、今思えば、会う前から最悪の印象だったんじゃないかな。
佐々木:いざ会ってみるとハキハキしていて、面白い人でした。胸元にリボンが付いている洋服を着ていたこともあり、無垢で可愛いらしい印象も受けました。会う前に見た動画の印象とはだいぶ違っていて、ギャップ萌えでしたね。
天木:思っていたより身長も高くて、ちゃんと体育会系の男らしい人だなというのが第一印象でしたね。一見、人見知りっぽいのに、質問攻めもされました。「そんなに可愛いのに彼氏がいないということは、たくさん男友達がいるんですか?」とか(笑)。土地勘のない東京のごはん屋さんを調べて予約してくれたんですが、そこがすごくおしゃれなお店でした。勝手なイメージですが、アスリートということで、シンプルな定食屋さんなどを選ぶと思っていたので、私もある意味ギャップを感じました。
佐々木:お開きの時間になりお店を出た後に、最寄り駅まで彼女が見送ってくれたんです。(駅の)エスカレーターに僕が乗って、見えなくなるまで手を振って見送ってくれる姿に、なぜか心が動かされました。
天木:手を振って見送っているときに、初対面なのにいろいろ言って笑い合える関係っていいなと感じていました。でもこのときは恋に発展するという感じでもなくて。
佐々木:そうしてお互い帰宅しましたが、まだこのときは、「もう一度会えたらいいな」と思うくらいでした。帰りの新幹線のなかでお礼の連絡をしたんですが、返事が素っ気ないうえに、すぐスタンプでやりとりを終わらせようとするから、脈無しなのかなとも思ったり…。
お互いにいい印象を持ちながらも、友達としての付き合いが始まり、他愛もない連絡をとるようになった二人。そして、今年の3月31日に天木がグラビア卒業を発表した直後に、久しぶりに会う機会が訪れた。二人で焼肉屋で食事をしたが、その折に突然雷鳴がとどろき始め、愛犬・コロネのことが心配なったという天木。一度帰宅し迎えに行き、近所のドッグカフェで佐々木と合流。そこで突如、愛犬による“恋人診断テスト”が始まった。
天木:雷が苦手なコロネが心配で自宅に迎えに行ったんですが、昔から男性が苦手で全然懐かないんです。それなのに、信じられないことに彼にはいきなり懐いたんです。この子が認める人なら大丈夫なのかも…と思いましたね。
佐々木:初めてのご挨拶だったので緊張していたんですが、なぜか懐いてくれましたね(笑)。9歳まで彼女ひとりで育ててきたという大切な愛犬が認めてくれたのは本当に嬉しくて。そんなこともあり、会って2回目ですが僕から告白したんです。
天木:私も本当に嬉しかったんです。「この人なら」と告白を受け入れて、 お付き合いが始まりました。
晴れて正式にカップルとなった二人。ただ、競輪選手の佐々木には外部との連絡がとれない期間があった。
競輪選手は、公平性の観点からレース開催期間中外部との接触が一切禁止される。そのため、宿舎に隔離され、携帯電話などの通信機器を預けるというルールがある。
移動日を含めると、開催期間とその前後の4、5日間は連絡が不通となる。
可能なときには毎日欠かさず連絡を取り合っていただけに、開催期間中には、レースでの佐々木の姿をひたすら目に焼き付けた天木。最初は、佐々木が追う側、天木が追われる側だった関係が、この“不在の期間”のために、一気に逆転した。
天木:レースを見ていて1着になった時は、素直にかっこいい!って思いました。私は追いかけられるのが苦手なんですが、気づけばレースを見ている時だけでなく、実際に会っている時も、彼を目で追っていることに気づいて。なるべくバレないようにしていましたが(笑)。今考えると、もし毎日普通に連絡が取れていたら、逆に私たちの関係は続いていなかったかもしれません。
そしていよいよ運命の日が訪れる。プロポーズの舞台は、高級レストランでも夜景の見えるホテルでもなく、佐々木の自宅だった。しかも天木は、プロポーズの直前まで入浴していたという。
天木:私がお風呂でのぼせちゃって、裸で床に寝転んでいたんです。すると、そこにジャケットを着た彼が現れて、バラの花束を抱えていたんです!「じゅんちゃんに出会えたことが、僕にとって幸運でした。結婚してください」と言ってくれて。私はそんな姿なのに、彼はジャケットですよ? 人生に一度きりのロマンチックなはずの瞬間が、じつはそんなプロポーズでした(笑)。
佐々木:見つからないように隠していたバラの花束も持っていたので、緊張のためにタイミングを間違えてしまったものの、もう後戻りするわけにもいかず…。でも、そんな状況でも、彼女の飾らない部分だったりが愛おしく思えてきて。それまでの僕は、仕事に行くために毎日準備してという繰り返しだったけど、そこに彼女が現れたことで、日々が本当に楽しいんです。出会えたことに感謝しつつ、少しずつ幸せの積み重ねができたらいいなと思います。
天木:私も毎日が楽しいです。こんな急展開でことが進むとは考えもしませんでしたが、きっとタイミングもあったんだと思います。以前は、たとえば洋服だったりいろいろ物欲があったけど、今は欲しいものがないんです。大切な人に出会うことで、こんなにも満たされるんだと初めて思えました。まるでジャイアンみたいな私のわがままを聞いてくれる彼に感謝をしながら、いつまでもふたりで楽しく過ごしていきたいです。
佐々木:そういう家庭にできるように、僕がもっと頑張るしかないですね!
10代からグラビアの世界に飛び込み、30歳という節目でその活動に区切りをつけた天木。本誌の誌面でも幾度となく笑顔を見せてくれた彼女が、今度は人生の伴侶とともに、新しいスタートラインに立つ。
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