芸能・女子アナインタビュー

元TBSアナ・枡田絵理奈「いまはコオロギが愛おしい」カープ堂林の食事データ管理と“カエル愛”の広島生活

インタビュー 記事投稿日:2026.09.14 06:00 最終更新日:2026.09.14 06:00

元TBSアナ・枡田絵理奈「いまはコオロギが愛おしい」カープ堂林の食事データ管理と“カエル愛”の広島生活

2026年4月、「アーバンサイクルパークス広島」のオープンフェアに出席した元TBSアナ・枡田絵理奈

 

「私自身、生まれたのは広島なのではと思うぐらい、すっかり心が広島県民になっています(笑)。まわりの方もそういう印象を持ってくださっているのであれば、すごくありがたいなって思います」

 

 こう喜びを話すのは、中国地方で1位を獲得したフリーアナウンサーの枡田絵理奈。2008年、TBSに入社し、『チューボーですよ!』『ひるおび』などの人気番組で活躍。2014年、広島東洋カープの堂林翔太選手との結婚を機に、広島県に移住した。2015年にTBSを退社し、現在はフリーアナウンサーとして活動している。

 

「当時は夫と遠距離恋愛で、なかなか会えなかったので、ようやく大好きな夫と一緒に暮らせるといううれしさが大きくて、不安もなく広島に飛び込んだという感じです。新しい仕事は夫を支えることだと思っていたので、第二の人生を早めにスタートした、みたいな感じでした。いま考えると、友達も親戚もまったくいない土地に、よく飛び込んだなって思う気持ちはありますね」

 

 最初に驚いたのは、スーパーの安さと、品物の新鮮さだったと笑う。

 

「結婚する前は、都内で一人暮らしをしていました。生活圏内にあったのが、わりと高価なスーパーだったので、その感覚が残っていたんですね。広島のスーパーでお買いものをして、レジで支払うときに、それまでの金額の半分以下で、本当に驚きました。しかも、スーパーで売っているのが、瀬戸内海で取れたての新鮮なお魚で、『これがこの値段でいいの?』という感じで、興奮してアドレナリンが止まりませんでした(笑)」

 

 そんな、日常で驚くことも多くありながら、しばらくすると寂しさを感じたり、ホームシックになったりすることもあったという。それを癒やしてくれたのが、広島県民の人なつこい“近い距離感”と温かさだった。

 

「スーパーでもレジを打ちながら『これ、何だったかいね?』なんて、私に聞いてくるんです(笑)。『珍しい色のズッキーニですよ』なんて説明すると『いいね、私も買ってみようかな』とか。そんな感じで話しかけてくれるので、寂しさが紛れました。あとは、おむつや野菜をたくさんくださったりして、地域の方たちが本当に温かく見守ってくれるんです。我が家は広島のなかで何度も引っ越しをしているんですが、初代も2代目も3代目のマンションも、それぞれのコミュニティがいまでもつながっています。一家族で子どもを育てるんじゃなくて、みんなでみんなの子どもを育てる、チームで子どもを育てるような感覚。本当にご近所さんや近所の友だちの力は大きかったです。広島じゃなかったら、3人も子どもを育てられなかったと思います」

 

「新しい仕事は夫を支えること」と話すように、アスリートフードマイスターなどの資格を取得し、プロ野球選手である夫の体調管理と食生活を支える。

 

「結婚当初、夫がやせやすいのがすごく悩みで。もっと体重を増やしてパワーを出したいのに、夏場になると、どんどんやせてしまって。それで調べてみたら、糖質の消化が非常によくて、アスリートが避けがちな脂質を取っていかないと、太れないことがわかったんです。そういったものを食生活に取り入れると、みるみる体が大きくなり、夏場も体重が落ちなくなりました。勉強をして資格を取りましたが、みんなにいいことが夫にいいとは限らない、ということに気づいて。プロの管理栄養士さんに相談したり、オリジナルなものを考えたりしています。体成分を分析できるデータを取って、夫とそのデータを見ながら『今月はどうしていこうか?』と話し合いながら、食事を考えています。だから、夫が不在の日の食事は、その反動で手抜き(笑)。でも子どもたちは、ちょっとジャンクフード的なご飯も楽しいみたいです」

 

 現在、小学5年生の長男、3年生の長女、1年生の次女の、3人の子育てをしている。子育てを助けてくれたのは、近所のコミュニティと彼女の両親だ。

 

「小学校に上がり、手がかからなくなりました。むしろ子どものほうが私よりしっかりしています。両親には、私が東京で仕事のときだけ来てもらっていたんですが、『住みやすい』とすっかり広島が気に入ってしまい、圧倒的に広島にいる比率が高いんです。母なんてこちらに友達ができて、習いごとまで始めました(笑)。私はひとりっ子なので、両親も広島のほうが孫と一緒に過ごせて、楽しいみたいです。TBS時代に、実家で一緒に暮らしていたときよりも、両親と過ごす時間が増えたと思います」

 

 そんな枡田アナにハマっていることを聞くと、意外な話が返ってきた。子どもたちが捕まえてきたアマガエルとヌマガエルの飼育で、1年半ほど世話をしているという。

 

「生きたコオロギを大量に買ってきて育てながら、カエルに餌として与えています。独身のころは、虫の写真を見るだけでも鳥肌が立ったのに、いまはコオロギさえも愛おしい(笑)。カエルは冬眠に成功して、元気に春に目覚めて、いまは2度めの夏を迎えています。卵を1000個ぐらい産んだのに、1匹のオタマジャクシしか残らなくて。いまはそのオタマジャクシを、手塩にかけて育てています(笑)。カエルの図鑑をたくさん買って、AIも使いながら、子どもたちとカエルの観察を続けていますね。定期的に、家のなかでコオロギやカエルが脱走して、家族で虫取り網を持って探したり。子どもたちも、自然とふれあいながら生きた経験を積んで、心豊かに育ってくれていると思います」

 

 そう話す枡田アナの表情は、優しい母の顔だ。広島での生活には充実感があふれ、「いまのところ、ほかの県で暮らす自分が想像できない」と笑う。そんな枡田アナに広島の魅力やおすすめの場所、食について聞いた。

 

「広島駅は再開発が進み、都市機能が充実して、いろいろなお店も入っているので困ることはないです。一方で、車をちょっと走らせたら、山も海も川もあります。広い公園も多いので、自然にふれあいながら遊べて、子育てをしやすい環境だと思います。スポーツでは、野球にサッカーにバスケット、文化施設も市内に集まっていて、移動がしやすい。ほどよく都会で、ほどよく田舎で、住みやすい場所だと感じます。旅行に来られた方には、世界遺産の原爆ドームと宮島はもちろん、世界でいちばん美しいといわれる下瀬美術館もあります。尾道や、しまなみ海道の景色もすばらしいですし、福山の鞆(とも)の浦もいいです」

 

 見どころが多く、とても1度ではまわりきれないと話す。食についても、楽しそうに“広島グルメ”を教えてくれた。

 

「魚のすり身に、唐辛子などを練り込んで衣をつけて揚げた、広島のB級グルメの『がんす』。これは広島に来て初めて知りましたが、ものすごくおいしいです。ウニとほうれん草を甘辛で炒めた『ウニホーレン』は、私がいちばん好きなB級グルメです。辛さを10段階ぐらいから選べる『広島つけ麺』もおすすめです。あとは『むすび むさし』というお店の、大きいおにぎりと唐揚げが入っている『若鶏弁当』。私は横浜出身なので、崎陽軒のシウマイがソウルフードだったんですが、広島の方は『むさし』さんなんだなって感じます。ロバート秋山さん、友近さん、有吉弘行さんなどもすごく好きで、広島に来たら食べるそうです。本当においしいものがたくさんあるんですよ」

 

“広島愛”にあふれる枡田アナは、今後の活動についてこう話す。

 

「私自身、広島に引っ越してきて、わからないことだらけで困ったときに、まわりのたくさんの人が『広島のソウルフードはこれじゃけ、食べに行こう』とか『あそこのスーパーはええけぇ、連れてったげる』と、教えて連れて行ってくれました。なので、私もこれから広島に来る人や、転勤などで住む人が、暮らしやすくなるような何かをしたいと、広島のガイドブックを作れたら素敵だなって思っています。私はいいご縁に恵まれて、広島が大好きになったので、これからは私が、広島のプチ情報をインスタなどで発信して、広島の魅力を伝えていきたいですね」

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出典元: 週刊FLASH 2026年9月22日号

著者: 『FLASH』編集部

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