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「コンプレックスを許せるようになった」エキゾチック美女・あにお天湯にとってのグラビア
グラビアFLASH編集部
記事投稿日:2022.04.27 21:00 最終更新日:2022.04.28 10:04
クリエイターとしても才能を発揮する「ミスiD」出身のエキゾチック美女・あにお天湯。彼女はグラビア活動を通じて、自分を認められるようになったという。髪色も一新して「自分」の表現に挑む彼女、その背景を聞く。
― 「あにお天湯」という名前はかなりインパクトがありますが、由来は?
しっかりとした理由はなくて、なんとなく名づけました。「あにお」は、中学生のころから似たペンネームで漫画を描いていて、「天湯」は好きな漢字を組み合わせただけなんです。
― 漫画を描いていたんですね。
子供のころは漫画家になれたらいいなと思っていました。今でもイラストを描くのは好きで、いつでも描けるように小さいサイズのスケッチブックを持ち歩いています。
― なぜ漫画の道を諦め、グラビアの世界へ?
絵を描くことって自分と向き合うことになるんですが、それにめっちゃエネルギーを使うんですよ。それに、10代のころにいろいろとありすぎて、絵に使うエネルギーが尽きてしまって…。でも、上京してからは徐々に元気を取り戻せて、それからまた描き始めたんです。グラビアは「ミスiD2019」を受けたときに、意識してなかったと思うんですけど、なぜか応募書類の活動希望職種欄にモデル、イラストレーターだけじゃなく、グラビアも自分で書いていて。どうして選んだのかまったく覚えてないけど、そのころからグラビアを意識してたんだなって思います。
― 先ほどお話に出ましたが、あにおさんは「ミスiD2019」で名を馳せました。応募したきっかけは?
これもなんとなくです(笑)。私、すごく思いつきで行動してしまうところがあって。当時、SNSで見た「ミスiD」出身のコをすごく好きになったんです。そのコは自撮りをしたりするわけではなくて、ポエムを書いていたんですけど、そのポエムがすごく素敵で。それがきっかけで自分も応募したら、賞もいただけました。
― サバイバル賞ですね。
めっちゃ恥ずかしい(笑)。自分ではサバイバルしてるつもりはなかったんですけど、大人の人から見たらサバイバルしてるなって思われたのかもしれません。
― どんな部分がサバイバルしていると思われたと感じましたか?
まだ地元にいたときに「ミスiD」を受けたんですけど、そのときは本当に気持ちが限界すぎて。「どうにかこの生活を変えないといけない! 地元から逃げよう!」みたいな気持ちがずっとありました。そのことがサバイバルにつながったのかなぁ…。
― その後、グラビアの仕事もされるようになりますが、もともと自分の胸にコンプレックスがあったとか。
昔は徒歩3分のコンビニに行くにしても、それまでにすれ違う人全員が自分の胸を見ているような気がしていました。そのころはコンビニから戻ってきては、わんわんと泣いていましたね…。でも、今は自分の胸を隠すより出したほうがかわいく見えるっていうことを覚えてきたので大丈夫です。
― グラビアを通じて、自信を持てるようになりましたか?
はい。学生時代はかわいいとか言われたことが一度もなかったし、逆にブスという言葉を受けることのほうが多くて。それでも、そんな自分のことを好きって言ってくれる人がいっぱいできて、胸のコンプレックスも許せるようになったし、今では自分を認められるようになりました。地元にいたころの卑屈だった自分がこんなふうになるなんて、今思うと本当に不思議です。
― あにおさんの髪色もそうですが、ふだんSNSにアップしている写真は個性的な作品が多い気がします。
やっぱり黒髪とか清楚っぽい感じのほうが人気が出るっていうことはわかっています。それでも、自分にはそれが合わないですし、気持ち的にもなかなか受け入れられなくて。むしろ「こんな髪色をしている人でもグラビアをやれるんだ」と、証明したいんです。