グラビア
『すずめの戸締まり』の主人公に抜擢された 原菜乃華 ダメ元努力で挑んだオーディション秘話
グラビアFLASH編集部
記事投稿日:2022.11.11 06:00 最終更新日:2022.11.11 06:00
「歯磨きをしているときとか、ふとした瞬間にすごいことになってる! 私、大丈夫? みたいな気持ちになります(笑)」
自身への注目が飛躍的に高まるであろうことに対し、じわじわと実感がわいてきたよう。まもなく公開される新海誠監督の最新映画『すずめの戸締まり』で、原菜乃華はオーディションで1700人を超える応募者から主人公・岩戸鈴芽役に選ばれたのだ。
【関連記事:元乃木坂46・中田花奈の「人生を変えた3つの買い物」暗黒時代を支えたのは総額160万円のスニーカー】
もっとも、キャリアは意外と長く、子役として活動を始めたのは、5~6歳のとき。「物心ついたときにはやっていました」と、幼少期から演じることには馴染みがあった。
「小学1年生のときに短編映画で主演をやらせていただいて。初めてセリフがたくさんある役をいただいたときに、お芝居って楽しいな、ずっとやっていけたらいいなって思ったんです」
そんな彼女に大きな転機が訪れる。
「新海誠監督の新作映画のオーディションがあると聞いて、すぐに応募したいと思ったんです。まず受からないだろうと思っていたんですけど、『君の名は。』がほんとうに大好きで、自分にとって大切な作品なんです。だから、チャンスがあるのであればやれることはすべてやって、ダメ元で頑張ってみようと。
オーディションでは、監督が声を当てていらっしゃる映像とその部分の台本を送っていただいたので、とにかくそのとおりに当てる練習をしました。何も考えなくても当てられるくらい毎日毎日聞いて、台本に秒数を書き込んでその秒数も覚えて、ということをしていましたね。オーディションはとっても楽しかったです。監督がシーンごとに一言一言細かく演出をしてくださって、いろんなパターンを録ってくださるし、『すごく素敵でした、ありがとう』とほめてくださいますし。マネージャーさんにも『こんなに楽しかったので、落ちても悔いはないです』って連絡しちゃいましたし、終わるのが悲しいくらいでした」
そして、最高の結果が待っていた。
「まだ審査が続く、いざ決戦と思って会場に行ったら『決まりですよ』とサプライズで伝えていただいて。すぐに嬉しさが込み上げてきました。プレッシャーもありますけど、公開が近づき、10月には『ZIP!』(日本テレビ系)の月替わりパーソナリティをやらせていただいたり、いろんなプロモーションをするにつれて現実味が増してきて、ほんとうにワクワクしています」
ニュースターの誕生は、まもなくだ。
はらなのか
19歳 2003年8月26日生まれ 東京都出身 T161 2009年デビュー。ドラマや映画、CMを中心に活動し、出演作多数。新海誠監督の最新映画『すずめの戸締まり』で主人公・岩戸鈴芽役に選ばれ話題に。そのほか最新情報は、公式Instagram(@nanoka_hara_official)にて
写真・熊木 優(io)
スタイリスト・笠原百合
ヘアメイク・田村直子(GiGGLE)