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“僕青” 初全国ツアーに向けて「キツかった」合宿で得た確かな感触

僕が見たかった青空。左から塩釜菜那、金澤亜美、柳堀花怜
アイドルグループ「僕が見たかった青空」が3月19日に5thシングル『恋は倍速』をリリースする。そこで金澤亜美、塩釜菜那、柳堀花怜の3名に、3月22日からスタートする初の全国ツアーと、年明けに行われた合宿について聞いた。<全2回の2回目>
3月22日、東京・KANDA SQUARE HALLを皮切りに、広島、宮城、大阪、福岡、東京、愛知をまわる全国ツアーに挑戦する「僕が見たかった青空」。自身初めてとなるツアーはどんなものになるのだろうか。
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柳堀 ダンスインターはセットリストに含まれていることはわかっています。年明けに2泊3日の合宿をしたのですが、そこで「青空組」と「雲組」に分かれて、それぞれの楽曲の延長という形でダンスインターを披露すると発表されました。その楽曲に対してどうアプローチしていくのか、ミーティングを開いて、曲を深く掘り下げることから始めました。
金澤 「この曲はこういうイメージだよね」とか「もっとこう表現しよう」とか、ね。
合宿とツアーは連動している。ツアーのための合宿といっても過言ではないようだ。僕青にとっては、一昨年のメンバー発表会の前に行われて以来、二度目の合宿。前回はダンスと歌の基礎を学び、デビュー曲『青空について考える』の振り入れも行われた。しかし、今回は意味が違っていた。
塩釜 初日は選抜発表、ダンス・ボーカルレッスン、演技のレッスン。2日目が演技レッスン、ダンスインターの振り入れ。3日目は青空組、雲組ダンスインターの発表をしました。とにかく今回の合宿は緊張の連続でした。
金澤 初めてお会いする先生だったしね。
柳堀 「ハードなものになる」という噂だけは回ってきていた(笑)。
塩釜 一番キツかったのは、演技のレッスンだったよね。
柳堀 そうだね。
金澤 うん……。
塩釜 演技レッスンは、自分の好きな曲とかの詩を、感情を込めて表現したんですけど……。
柳堀 先生とメンバーの前で演技をして、先生が感想を言ってくださるんだよね。演技のレッスンは自分に対して言われるから、それを受け止めなくちゃいけなくて。
金澤 私は「もがき中」って言われました。自分を出していないっていうか。緊張と自分の不甲斐なさで泣いちゃって、
塩釜 自分たちが今まで過ごしてきた環境とは違うものが用意されたから、みんなのメンタルは傷ついたけど、鍛えられはしました。
金澤 食堂で食べるごはんが唯一の楽しみだった(笑)。
塩釜 あと、お風呂ね(笑)。
塩釜 それぞれの課題が明確になりました。
柳堀 たくさん宿題をもらった感じです。「個々の成長がグループの成長につながるんだよ」ということを教えていただきました。
肝心なのは、合宿を経て、メンバーがどのように変化したか、だ。それについてはメンバーが肌で感じている。
柳堀 亜美は「自分を出せ」って言われてるから、合宿後はミーティングでの発言が多くなりました。頑張ってるなって思います。
塩釜 いつも唇を震わせながら伝えてくれるよね。
金澤 みんなは最初からできてるから。私が遅れてるだけで。
柳堀 でも、リーダー(塩釜)も変わったよね。グループのことをより考えてくれるようになりました。発言が具体的になったっていうか。だから、私たちがどこに向かえばいいか、より明確になった気がする。
金澤 私たちが違う方向を見ているとき、ななちゃんがリーダーとして頑張ってくれます。でも、頑張りすぎなくていいと思う。
塩釜 そう。私、考えすぎると怖くなるので(笑)。去年のことなんですけど、私はグループの足りないところはどこだろうってずっと考えていて。よくしようと頑張りすぎてそれぞれのダメなところばかり見てしまうようになっちゃって、よくない雰囲気を漂わせちゃっていたみたいで、その時、亜美がそれを指摘してくれたんです。たしかにそうだなって反省しました。私がリーダーになった時、グループを笑顔にする事を大切にしたいと思っていたのに、その意味を自分で壊しちゃっていたなと思って。だから、今年の目標は「グループを明るく引っ張る」にしたんです。
合宿を通して、何かを手に入れた僕青。それが何なのか。きっと全国ツアーで発揮してくれるはずだ。
3月19日(水)5thシングル『恋は倍速』がリリース。全国6都市をまわる「僕が見たかった青空 全国ツアー2025」が3月22日(土)KANDA SQUARE HALLからスタート。
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https://bokuao.com/
撮影/佐賀章広 取材&文/犬飼華