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「同じ状況を繰り返すわけにはいかない」“僕が見たかった青空” 新曲に向けた決意

僕が見たかった青空。左から塩釜菜那、金澤亜美、柳堀花怜
アイドルグループ「僕が見たかった青空」が3月19日に5枚目のシングル『恋は倍速』をリリースする。そこで金澤亜美、塩釜菜那、柳堀花怜の3名にシングルの中身とともに、グループの魅力について迫った。<全2回の1回目>
一昨年6月にお披露目された「僕が見たかった青空」(通称:僕青)。全23名のメンバーが誰一人離脱することなく、結成から1年半が過ぎた。フジテレビでレギュラー番組やラジオのレギュラー番組が始まり、メインメンバー・八木仁愛のダンス動画はTikTokで人気を集めている。
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そんな僕青が5thシングルをリリースするという。
柳堀 第一印象は“イケメン”な曲だと思いました。とにかくノリノリで、ギターも印象的。今までにもカッコいい曲はあるんですけど、今回は男性アイドルっぽいカッコよさっていうのかな?あるよね?
塩釜 そうそう。今回は女性目線の曲だからね。好意を寄せられて、その人のことを好きになっちゃうっていうね。私たちも感情移入しやすいよね。ライブでも盛り上がること間違いなし!
柳堀 私はレコーディングのとき、いつの間にか体が頭をガンガン動かしていたらしい(笑)。それくらい勝手に体が動き出しちゃう。ライブで披露するのが楽しみだよね。
金澤 ラップもあるよね。
塩釜 そう。歌うのはメインメンバーの八木仁愛ちゃんです。
堀 ななちゃん、練習してなかった?
塩釜 うん。まだ歌割りもらってないときに(笑)。
金澤 この曲、めちゃくちゃ踊るよね。
柳堀 ザ・ダンスナンバーだよね。動きがまず難しい! 振りを揃える以前に、まず動きそのものが大変で、苦戦しました。
塩釜 少しでもズレたらすぐわかる……。
柳堀 カメラを意識したフォーメーションになっているのもポイントです。
塩釜 カメラと一緒に斜めになったりしてね。
金澤 Music Videoもカッコよく仕上がったね。ストーリーで見せるのではなく、しっかりとダンスを見せています。
塩釜 クールだったね!
柳堀 撮影はダンスしかしてないよね。
塩釜 ホールをお借りしての撮影だったんですけど、ステージで踊ったり、客席に座ったりしながら踊ったりしました。
Music Videoの見せ場のひとつとなっているのは、八木のフリーダンス。4歳から習っているというダンスを存分に見せつけた。
金澤 仁愛ちゃんのダンス、カッコよかった~!
塩釜 撮影が始まる5分前くらいにその場で考えてから踊り始めるんだけど、「もうできるの?」ってビックリした。
柳堀 4回踊ったけど、毎回違うダンスなんだよね。使われたのは1回目だったけど、あんなことは誰もできない(笑)。
塩釜 “すずあみ”(早﨑すずき×金澤亜美)のペアダンスもあったよね。
金澤 青いバックで踊ったり、2つ並んだエレベーターにそれぞれが乗ったりして撮りました。ダンスのところは「カッコよく」という指示があったので、私たちも頑張って挑みました。
塩釜 (青空組)11人のダンスシーンはいっぱい踊ったよね! 照明もあったから、汗だくになっちゃった。
金澤 私も撮影が終わってすぐシャンプーしたぐらい(笑)。
柳堀 目線だけで表現するパートもあったよね。動きはなくて、曲の雰囲気を目だけで表現しないといけないから、新たな挑戦だった。
僕青では2ndシングル「卒業まで」からメディア出演を中心に活動する「青空組」とライブを中心に活動する「雲組」に分かれて活動している。4thシングル「好きすぎてUp and Down」と今作「恋は倍速」のメンバー入れ替えはなかった。
塩釜 年明けに行われた合宿の1日目に選抜発表がありました。名前が呼ばれていくにつれて、「あれ、誰も入れ替わってない……」ってビックリしました。何度味わっても、あの発表の瞬間は緊張します。ただ、メンバーに変化がなかったからこそ、私たちは結果を残さないといけないと思っています。僕青の強みを手に入れないといけないんだという覚悟ができました。その強みとは、ダンスなんだろうって少しずつ見えてきましたが……。
金澤 今はまだハッキリとは見えていないよね。
柳堀 仁愛が持っている表現力はいろんな色になるんです。「グループとしての色を見つけたい」とは思っているけど、どんな色にもなれるとしたら、それはそれで強みになるので。ひとつの色に縛られすぎなくてもいいかなと思うようになりました。
昨年10月、「僕青祭2024」が開催された。メンバーが3チームに分かれて、フリースタイルバスケ、マーチングなどを披露し、文化祭のような趣向で会場を盛り上げた。しかし、観客の印象に残ったものは、演出だ。ステージを教室に見立て、机と椅子を使ったフォーメーションを見せたり、ポエトリーリーディングから曲に入ったりと、斬新な演出で僕青らしさを手に入れようとしていた。
塩釜 僕青のライブは面白いことをやっていると思います。「僕青祭2024」もそうだったし、年末の「僕が見たかった青空ワンマンライブ~2024青春納め~」の配信ライブも最後は忘年会みたいな演出がありました。
金澤 演出によって楽曲のよさが引き出されていると思っています。「僕青祭2024」で客席から仁愛ちゃんとすーちゃん(早﨑)が登場したら、会場の女性から「キャー!」という歓声が上がったのは本当に嬉しかったです(笑)。
ただ曲を並べて順に披露していくのではなく、どうしたらステージ上の世界に引き込めるか。「僕青祭2024」はそんなことを感じさせるステージだった。今作の僕青LIVE盤にはその模様が収録されているので必見だ。僕青はそんな世界を作り上げようとメンバーとスタッフ一同、取り組んでいる最中だ。
3月19日(水)5thシングル『恋は倍速』がリリース。全国6都市をまわる「僕が見たかった青空 全国ツアー2025」が3月22日(土)KANDA SQUARE HALLからスタート。
最新情報は僕青公式HPをチェック。
https://bokuao.com/
撮影/佐賀章広 取材&文/犬飼華