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【HKT48】デビュー9年めにして初センター! 後輩が地頭江音々に寄せる期待は「ぶちかませ!」

写真左から、石橋颯、地頭江音々、竹本くるみ、梁瀬鈴雅
2011年から活動するHKT48。昨年には新たに16名の7期生が加わり、活気あふれる彼女たちが、7月23日に19thシングルCD『半袖天使』をリリースする。フレッシュな面々のなか、今作でセンターを務めるのは2016年デビューの4期生・地頭江音々。異例の9年め初センター抜擢はファンを驚かせた。
今回はそんな初センターのほか、過去にセンター経験のある5期生・石橋颯、竹本くるみ、6期生・梁瀬鈴雅を集めセンター集会を開催! センターへの想いや、タイトルにちなんだ天使エピソードを聞いた。
──19thシングル『半袖天使』発売決定おめでとうございます。今作は地頭江さんが初のセンターポジションに抜擢されました。正直いままでなかったのが不思議なくらいの感覚ですが、発表されたときはどのような心境でした?
地頭江 やっと(順番が)来たかという気持ちはなかったです。でもそれは私がセンターを諦めていたとかではなく、センターではない自分の立ち位置にすごく居心地のよさを覚えていたんです。 “いぶくる(石橋颯&竹本くるみのペア)”が先頭を走ってくれていて、(梁瀬)鈴雅ちゃんを含めた6期生たちも先頭に立ちたいって頑張っていて。そこのさらに後ろには4期生で同期の(豊永)阿紀ちゃんや私、先輩たちがいるから、好きなようにやっていいよっていう、“此処”。本当に居心地がよくて、もう“私は卒業するときまで此処に永住するんだ”と思っていたんです。なので、まさか自分がセンターを務めるとなって、“あれれ? 人生プランが変わったぞ”みたいな(笑)。
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──困惑の方が大きかった?
地頭江 いえ、本当に純粋にうれしいのですが、…その瞬間はまだ現実感があまりなかったのかな。今回の選抜発表は久しぶりにファンの皆さんの目の前でのことで、終演後にハイタッチでお見送りをさせていただいたのですが、間近でファンの皆さんの表情を見ていくうちに実感していきました。泣いてくださったり、もう言葉が出なくなっていたりとか、そういう仕草に現れる喜びの感情を直に目の当たりにできたので、すごく感動しました。それに、活動9年めで初センターに抜擢されることはすごく意味のあることだと思っています。
──というと?
地頭江 私のように長く続けた人間がセンターを任されたというのは、“地道にコツコツ頑張った先にもこういう未来があるんだよ”という希望を示せたんじゃないかなって。私がセンターになった意味はそこにあるのかなと思っています。
──たしかに昨今ではアイドル人生が長いコも増えているので、地頭江さんの存在はそういうコたちの光になるかもしれませんね。今回は同じグループのメンバーでありセンター経験者の石橋さん、竹本さん、梁瀬さん(梁瀬はカップリングセンター)にもお集まりいただきました。地頭江さんがセンターに選ばれたとき、皆さんはどのような気持ちでした?
梁瀬 音々さんが新センターをするということを私も発表の瞬間まで知らなかったのですが、驚き以上にうれしさがありました。音々さんはとても優しいから“いつも自分のことは第二”みたいに遠慮して後輩に目立つところを譲ってくださるんですけど、本当の姿は“かます”人だと思っているので、それを発揮する姿が見られるのが楽しみです。すごく熱い気持ちを秘めていて、すごいものを持っているので、シングルのセンターという形で「ぶちかましてほしい!」と思っています。
竹本 私も「ぶちかましてほしい」という気持ちは一緒です(笑)。私はメンバーのなかでも特に音々さんとは近い距離で活動させていただいていると思っているんですけど、音々さんはいつも「自分に自信がない」と言っているんです。でも未だに音々さんからは本当に学ぶことが多くて。実際に私がセンターをやっていたときも音々さんを見て学んできました。“インタビューではこういう答えをすればいいのか”とか、たくさん学ばせていただきながらのセンター活動だったので、音々さんはなにも心配いらないです。私たちが支えるとか、もう全然いらない。
地頭江 え、支えてよ(笑)。
竹本 なにか悲しいこととかすごく困ったこととかあれば頼ってほしいですけど、もう全然一人の力で突っ走っていけると思います。音々さんの活躍というか、生きざまみたいなものがすごいカッコいいと思っている人間なので、すごくこれからが楽しみですね。
──地頭江さんがパッションの人ということが浮き彫りになってきましたが、最後に石橋さんはどうでしょうか。
石橋 私は音々さんがセンターに立っていると場が締まると思うので、安心するなっていう気持ちです。 “いぶくる”で初めてWセンターをやったときは不安でいっぱいで、ファンの方からは「頑張ってね!」って言っていただいたんですけど、音々さんがセンターになったことによってHKT48の地盤を一度固めるみたいな感じになるのかなって。当たり前なんですけど、1ミリも不安はないです。
──地頭江さんが先頭に陣取って走ってくれるのは心強いですか。
石橋 はい!みんな尻尾を振って走っていきますよ!
一同 (笑)。
──長く続いているアイドルグループですから新しいものを提示し続けていくのは大事ですけども、だからこそ振り落とされてしまうファンもいたりしますし、ここであえて「4期生からセンターを」というのは大きな意義を感じますね。
地頭江 そうですね。今回の初選抜メンバーが山内祐奈ちゃんと猪原絆愛ちゃんなのも感慨深いものがあります。7期生からは18thシングル『僕はやっと君を心配できる』で初選抜だった江浦(優香)と龍頭(綺音)以外にも一人は追加で誰かが選ばれるだろうって、メンバーみんな勝手に考えていたと思うんです。それで未来を示していくんじゃないかなって。そこに(活動約12年の)3期生の祐奈ちゃんの初選抜と、6期生からはこの3年間で着実に力をつけた“はんちゃん(猪原の愛称)”が初選抜。しっかり日々の活動が評価をしてもらえているんだっていうのが伝わってきて、メンバー側としても「ここでそういう安心感を与えてくれるのか。Mercury(事務所)やるやん!」みたいな気持ちになりました(笑)。
──センターということでの気負いや心境の変化はありますか?
地頭江 センターだから何か変わるかなって言われると、まだ感情の変化はないです。ただ、だからこそ自分のいままで抱えていた気持ちには自信が持てた部分はあります。いままでセンターに立ってきたメンバーやキャプテンたちのような、グループの顔として矢面に立っているコたちと同じような気持ちの重みやプレッシャーを抱えて一緒に活動できていたんだなって。これはセンターになれたことで気づけたことだと思いますね。
──なるほどね。これから地頭江センター時代ですが、ライブ面ではどう変わりそうですか?
竹本 音々さんはライブでの煽りがすごいので『最高かよ』とかアンコール明けはとにかく盛り上がるような気がします。フェスとかでもぶち上げてほしい。HKT48はやっぱり煽りで魅せていくグループでもあると思うので。
石橋 先頭で突っ走ってほしいなと思います。音々さんらしさを全開でズバン!って感じで。
地頭江 とにかくぶち上げてぶちかましてほしいのね(笑)。
──タイトルは『半袖天使』ですけど、地頭江さんに生えている羽根は大天使級のイメージになってきました(笑)。
地頭江 天使どころかドラゴンみたいな翼になっているかもしれないですね(笑)。
──では最後に、今作のタイトルにちなみ皆さんにとって天使のような存在といえば何かを教えてください。
梁瀬 私にとっての天使はいま飼っている猫ちゃんたちです。家に帰るとお出迎えしてくれたり、つらいことがあると寄り添ってくれたり。そういうところに癒やされて助けられて私は頑張れているので猫ちゃんがいてくれてよかったなって思います。ジジとバロンって名前なんですけど、私がHKT48に加入したのと同時期に預かって保護したコたちだから、一緒に頑張っている感覚なんです。私にとっての天使はもう猫ちゃん一択です!
竹本 私にとっての天使…? なんですかねぇ…?
地頭江 それ、悩んでいるフリでしょ(笑)。
竹本 ふふふ。私の天使は櫻坂46さんの森田(ひかる)さんです。本当に大好きで。でも好きになった理由もちゃんとあって。センターを任されることや身長が低いこととか、共通点があるからこそ憧れます。身長が低くてもパワフルな踊りでこんなにも存在感を出せるんだ! と元気をもらっていて、私も森田さんのような存在になりたいなって思います。同じアイドルの目標として、見ているとすごくモチベーションが上がりますね。
石橋 私は龍頭と江浦ですね。ちっちゃいコが本当に好きで、赤ちゃんとかの写真や動画もSNSとかで見ては癒やされているんです。かわいい〜♡ って。私はお姉ちゃんはいるんですけど、下がいないのでずっと妹とか弟っていう存在がほしかったんです。グループ内でもずっと年下側だった私ですけど、さすがに7期生ぐらいの後輩になると年齢差もできてきたので「妹が入ってきた!」ってうれしくて。しかも龍頭とかは懐いてくれていて、本当に癒やしです。江浦と龍頭の笑顔を目の前で見るだけで「天使舞い降りたぁ♡♡♡」と思って、リハとかの疲れも全部ふっ飛びます!
──ではラストは地頭江さんお願いします。
地頭江 はい。私にとっての天使は、ムカつくんですけど、6期生の渋井(美奈)ちゃんなんです。天使なんて言ったら絶対に調子乗っちゃうんで、ちょっと言い過ぎですかね。天使というよりかは、大型犬の子犬みたいな。本当にもう元気いっぱいパワフルで。動きも声も大きいですし、どこにいっても存在感があって。そんな渋井を見ていると“渋井一人でHKT48を体現している”ように見えてくるんですよ。『スキ!スキ!スキップ!』とか『メロンジュース』とかの時代に渋井がいても違和感がないというか。
──逆に言うと渋井さんが天使ってことは、地頭江さんにとっての天使はHKT48というグループそのものってことですかね。
地頭江 そうかもしれないですね(笑)。そのぶん渋井には厳しく言ったりするんですよ。やっぱり渋井にはずっと“HKTの渋井ちゃん”でいてほしいから。それに、いまは渋井もそうなりたくて頑張っている時期なので。渋井はもっと輝けると思うんです。かわいいからこそ厳しく。愛情の裏返しですね。本人には絶対読んでほしくないですけど(笑)。
──次世代スターの芽は着実に育っていますね。今更ですが皆さん新衣装のリボンの色が違うんですね。
梁瀬 音々さんだけ赤で、他は何人かで同じ色になっているんです。
──えっ! 柔道だと赤帯は最高位ですよ! さすがです!
地頭江 ヤバい、私有段者だったんだ!?(笑)
ぢとうえねね
2000年9月27日生まれ 24歳 宮崎県出身 T158 趣味:冷蔵庫に貼るステッカー集め、動画鑑賞 特技:/断捨離 2016年7月、HKT48の4期生としてお披露目される。2023年1月、1st写真集『彼女の名前』(玄光社)を発売。そのほか最新情報は、公式X(@nenechan0927)、公式Instagram(@jitoe_nene)にて
いしばしいぶき
2005年7月22日生まれ 19歳 福岡県出身 T153 趣味:映画ドラマ鑑賞、人間観察、1人芝居をすること、アスレチックで遊ぶこと 特技:魚を綺麗に食べること、ヘアーアレンジ、キックボクシング 2018年11月、HKT48の5期生としてお披露目される。2023年10月の17thシングル『バケツを被れ!』にて初センター抜擢(竹本くるみとWセンター)。2024年12月、1st写真集『曖昧』(双葉社)を発売。そのほか最新情報は、公式X(@ibuki1484_hkt)、公式Instagram(@ibuki__hkt48)、公式TikTok(@ibuki_hkt48)にて
たけもとくるみ
2004年2月22日生まれ 21歳 東京都出身 T147 趣味:推し活、カラオケ、ゲーム動画鑑賞 特技:ダンス、利きカニカマ、トランペット 2018年11月、HKT48の5期生としてお披露目される。2023年10月の17thシングル『バケツを被れ!』にて初センター抜擢(石橋颯とWセンター)。そのほか最新情報は、公式X(@kuru2_official)、公式Instagram(@kuru02_hkt)、公式TikTok(@kurumi__222)にて
やなせれいあ
2006年6月29日生まれ 19歳 神奈川県出身 T170 趣味:音楽鑑賞、楽器演奏、楽譜、楽器集め、ゲーム、フィールドホッケー 特技:約30種類の楽器を演奏できること、努力、常磐津 2022年5月、HKT48の6期生としてお披露目される。2023年10月の18thシングル『僕はやっと君を心配できる』のカップリング曲、『こんな時代に…』にてセンターを務める。そのほか最新情報は、公式X(@reia_hkt48)、公式Instagram(@reia.y.629)、公式TikTok(@reia_hkt48)にて
※HKT48 19thシングル『半袖天使』は2025年7月23日(水曜)発売
写真・福田ヨシツグ