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STU48新加入4期研究生「グループが瀬戸内で愛されるための作戦考えました!」(後編)

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記事投稿日:2025.09.04 20:00 最終更新日:2025.09.04 21:32
出典元: SmartFLASH
著者: 『FLASH』編集部
STU48新加入4期研究生「グループが瀬戸内で愛されるための作戦考えました!」(後編)

左から井上久伶杏、蕪竹真奈、野中莉央、曽我部あこ、濵田美惟、三好真綺(敬称略 撮影・伏見学)

 

「瀬戸内の地域活性化」をコンセプトに掲げ、2017年3月に発足したアイドルグループSTU48は、活動9年目の今夏、新たなメンバーとして4期研究生を迎え入れた。
18人の新加入メンバーのうち、瀬戸内出身の6人にインタビュー。彼女たちが語る「瀬戸内でアイドルをする矜持」とは。

 

●STU48を選んだワケ

 

(前編から続く)

 

 饒舌に瀬戸内の魅力を語る彼女たち。当然、昔からSTU48を知っていたのかと思いきや、認識にはばらつきがあった。井上さんは幼少の頃から自然と知っていて、蕪竹さんも学校などにポスターが貼ってあったため身近な存在だったという。

 

 他方、曽我部さんは友人が以前「NHKのど自慢」に出場し、そのゲストにSTU48のメンバーがいたことで「地元にこんなグループがあったんだ」と気付いたそうだ。濵田さんは2018年にSTU48と「カレーハウスCoCo壱番屋」がコラボレーションした際に、野中さんは地元のカフェがアイドルとコラボしていた時にSTU48の衣装などが飾ってあったことが知るきっかけになった。三好さんは母親に「アイドルになりたい」と伝えたら、「地元だったらSTU48があるよ」と教えてもらったようである。

 

 各人各様だが、そこからアイドルになることを目指し、さらになぜSTU48というグループを選んだのだろうか。

 

 井上さんは初めてライブに行ったとき、「見た目は大人びていてふわふわとしていた」けれども、芯の強さを感じた点を挙げる。濵田さんもライブを見てメンバーがキラキラと輝いていた様子に惹かれた。蕪竹さんと曽我部さんはグループとして地元貢献や地域活性しようとしている姿勢に共感した。野中さんと三好さんは地元・広島で活動できることがポイントだった。

 

 

●瀬戸内の人たちに愛されるには?

 

 では、STU48がもっと地域から愛され、応援されるためにはどうすればいいか。なかなかの難しい質問を投げ掛けたわけだが、6人は臆せず自由闊達に意見を出してくれた。

 

 曽我部さんは新しいファンを取り込むことの重要性を語る。

 

「既にSTU48を知ってくださっている方だけでなく、新しい方にも私たちの存在を伝えていかないと難しいかなと思います。そのきっかけとして、例えば、『こんなカフェに行ってみました』『こういう素敵なところがあります』といった瀬戸内の発信をして、もし自分が知っている場所だったりすると身近に感じてもらいやすいはずです。そういう発信を積極的にしたり、観光大使として自分が住んでいた地域をアピールしたりできれば」

 

 なお、曽我部さんの周囲には地域おこしに携わっていたり、子ども食堂を企画したりしている人たちが多く、「活気のない商店街を見ても可能性を感じる」と断言するほど、地域活性化や地元に対する愛着が強い印象を抱いた。

 

 濵田さんは、自身がSTU48を知った背景を振り返りながら、次のように提案する。

 

「先ほども言いましたが、カレーチェーン店とのコラボでグループを知りました。広く知ってもらうきっかけとして、地元の企業や飲食店などとの連携が効果的なのかなと感じています」

 

 蕪竹さんはどんどん地元に入り込んでいき、地域密着を図っていきたいと訴える。

 

 「岡山ではコンビニに貼られたポスターや、警察官のポスターなどにSTU48の先輩方が出ていたので、私のようにアイドルを好きな人は見ていると思うのですが、そもそもアイドルに関心のない方の目には入っていないのかもしれません。岡山であれば『イオンモール岡山』や『うらじゃ』という岡山の夏祭りなど、地元の人たちが大勢集まる場所があるので、そこで活動できれば知ってくださる機会がもっと増えるのかなと思いました」

 

 井上さんも「身近に感じてもらうことが大事だと思うので、一日店長をやったり、店員さんになったりしたらいいのではと思います。例えば、お好み焼き屋さんなど地元の方々に人気なお店だと、STU48のことを知らなくても来てくれるし、触れ合う機会になる」と直接的な交流を望む。

 

 野中さんは、「YouTubeなどで観光地や名産品を紹介するのはどうでしょう。私みたいに食べることが好きな人はそういう動画を見て、『ああ、この子たち可愛いな。美味しいものを食べているな』と関心を持ち、活動を知ってくれる機会になるのかな」とデジタルコンテンツの活用を、三好さんは、「知られることも大事だけど、例えば地域のボランティアをして、『あ、なんかいい子たちだよね』といったイメージを持ってもらえたら」と活動の質的な向上について言及する。

 

 6人から出てきたアイデアは、単に知名度を上げるだけでなく、地域の人たちとの自然な接点を作り、身近な存在として認識してもらうことの大切さが浮かび上がる。多角的なアプローチで地域に根ざした活動を展開していこうというモチベーションが伝わってくる。

 

●経験を積んでも、年を重ねても、不変的なものがある

 

 歌やダンスなどの技術を磨き、パフォーマンスでファンを魅了する。それはアイドルとして大前提かもしれない。ただし、それ以外にもアイドルが持つ特性は多様であっていいはずだ。特にSTU48は繰り返し述べてきたように、瀬戸内の活性化や地域貢献という使命感がある。そのことを心に留めて活動するのを忘れてはいけない。

 

 4期研究生が@JAM EXPOで披露した「夢力」の歌詞にはこんなフレーズがある。

 

経験積んで 近道とかわかって来る
それでも愚直なほどに
脇目振らずまっすぐ進むしかない

 

出典:「夢力」
作詞:秋元康
作曲・編曲:鶴崎輝一
copyright (C) 2019 KING RECORD CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

 

 アイドルのキャリアだけでなく、人生に関わるあらゆる物事がこの言葉に集約されている。初志貫徹ーー。恐らくアイドルになってから初めてのインタビューだったであろう6人が、自らの口で語った言葉を大切にしてほしい。そしてまた、筆者も彼女たちの新たな船出を見守りたい。

 

(撮影・取材・文、伏見学)

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