
フォトブックを発売したAKB48伊藤百花
AKB48の伊藤百花(22)が11日、東京都内で行われた1stフォトブック『百花(ひゃっか)ずかん。』(光文社)の発売記念会見に登場した。昨年3月に19期生として加入し、今月4日に研究生から正規メンバーへの昇格が発表されたばかり。さらに2026年2月発売の67枚目シングルでは表題曲のセンターに抜てきされた“次世代エース”として注目を集める中での刊行となった。
フォトブックはグラビア編と読み物編、読み物編はヒストリーとQ&Aに別れている計3部構成。グラビアは神奈川県の鎌倉で1日かけて撮影され、ひとり旅風のショットやパジャマ姿など、さまざまな表情が収められている。読み物編はロングインタビューのほか、本人の好きなもの、ヒストリーが収録されるなど、多彩な内容となっている。「生まれた時からのことを母に聞きながら、出せるだけの自分を詰め込みました。読んでいただいたら、もう情報は出ないっていうくらいです(笑)」と語り、「私の人生とか好きなものとか、自分を丸ごと知ってもらえる一冊になっています」と胸を張った。
撮影に向けた体づくりでは、「食べることが好きなので、直前まで我慢できなかったんです(笑)」と苦笑しつつも、「2日前から塩抜きをして万全の状態で挑みました」と明かした。お気に入りは自然体のパジャマ姿。「本当に寝起きの素の私が写っています」と紹介した。仕上がりについては「メイクさんやスタイリストさんら、スタッフさんが『かわいくしようね』と作り上げてくれて、とても青春でした」と振り返った。
フォトブック発売のきっかけは、SHOWROOMとAKB48グループによるオーディションで1位に輝いたこと。「フォトブックはファンの方と一緒に勝ち取ったもの。目標でもあったので、本当にありがたくて驚きました」と感謝を口にした。周囲からの反響についても「SNSに1カット出るたびに好きな写真を教えてくれたり、メンバーもフォトブックの公式アカウントを私より先にフォローしてくれていてうれしかったです」と笑顔を見せた。
AKB48は12月4日から7日まで日本武道館で開催された20周年記念ライブで、1期生を含むOGメンバーが多数出演し話題を呼んだ。憧れの先輩として大島優子を挙げ、「小学生の頃からファンだったので、レッスンでお会いできてうれしかった」とライブの思い出を語る。ライブでは「波乗りかき氷」で大島のポジションに立ったが、翌日に大島本人が同曲を披露した際、「伊藤百花、22歳です!」と紹介して会場を盛り上げた場面も。「神対応すぎて仰天して、より尊敬と大好きが増しました」と目を輝かせた。
自身の魅力を問われると、「一番自信があるのは笑顔。笑った時に細くなる目が好きと言っていただける」とにっこり。落語好きとして知られ、公演で“なぞかけ”を披露することもあるという彼女。この日も無茶振りに応え、「応援してくださる皆さんとかけまして、パズルのピースと解きます。その心は、一つも欠けたらダメでしょう」と見事にまとめ、会場を和ませた。
「武道館で私を知った方にも、このフォトブックを通じてさらに知ってもらえたら」。これからは次世代エースとして、大きく羽ばたく。
写真・木村哲夫
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