思い思いのポーズでアピールする新シアターボーイズグループ「Cloud ten(クラウドテン)」メンバー
作詞家の秋元康氏(67)が総合プロデューサーを務める新シアターボーイズグループ「Cloud ten(クラウドテン)」の発表会が4月23日、東京都内で行われた。昨年夏から全国各地で実施された大規模オーディションを勝ち抜いた30人が初めて一堂に会し、10人ずつ3グループに分かれて「さりげない未来」「君とSomeday」「ごめん 愛こそ全て」の3曲を初披露。瑞々しいエネルギーに満ちた魅力を存分にアピールした。
選ばれたメンバーは、東大・京大・慶大の学生、ダンス全国大会優勝経験者、元料理人など実に多彩だ。北海道から鹿児島まで全国から集まり、最年少は13歳と幅広い層で構成される。水泳の国民スポーツ大会出場経験を持つ深水柊人は「普通は交わらないような個性が重なった時、予想不能な化学反応を起こせるグループになる」と力を込め、「規格外の存在として成長していきたい」とグループの可能性を語った。
活動拠点となるのは、今夏に東京・お台場の「ダイバーシティ東京プラザ」内に新設される約300席規模の専用シアター。ここをホームに定期公演を展開し、4月26日からは各地の商業施設でイベントも順次開催される予定だという。福間しんは「まずは8月のシアターオープンを最高の状態で迎えたい。そのためにこれまで以上に全力で取り組む」と決意を示し、「将来は日本だけでなく世界でも活躍できるグループを目指す。その景色をファンの皆さんと一緒に見たい」と大きな夢を描いた。
初パフォーマンスを終えた興梠大和は「自分の見せ方という点で振付に苦戦し、特に大人数でフォーメーションを合わせるのが難しかった」と率直に振り返りつつ、「それでもステージは楽しかった。まだ改善点は多いが、僕たちにはシアターという大きな武器がある。この場所やイベントを通して、成長していく過程を見ていただけたら」と前向きな表情を見せた。
発表会の冒頭で秋元氏は「人生を振り返ると、宝は“目撃すること”だった」と切り出し、1964年の東京五輪や大阪万博、数々のエンターテインメントを観客として体験してきた自身の原点について語った。「AKB48を作った時も、ゼロから目撃していただきたいと思った。前田敦子が秋葉原の小さな劇場で踊っていた姿を見たという経験が財産になっているはず」と話し、本プロジェクトにも同様の思いがある、と続ける。「劇場という場を作り、成長の過程を体験できる場所にしたい。東京に行くなら絶対に行ってみたいと思われる場所を作るのが使命」と宣言。「彼らはまだ原石だが、機会を得た時に発揮される力がある。10年後、20年後に『あの最初の瞬間を見た』と思ってもらえるようなグループにしたい」と期待を寄せた。
ゼロからスタートした30人と、それを見守る観客が共に歩む目撃型のエンタテインメント。専用シアターという拠点を武器に、「Cloud ten」がどのような軌跡を描いていくのか。物語の第一章が、いま幕を開けた。
写真・木村哲夫
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