坂本慎太郎が推奨「10万円給付金」で買える中長期に期待株11

写真：本人提供

「特別定額給付金」の給付が始まった。国民1人あたり10万円が配られるが、複数の調査によると、使いみちで「生活費」と並んで多いのが、「貯金」だという。備えは大切。だが、経済を回すという意味でも、これを機会に投資を始めてみては――。

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　株式評論家、坂本慎太郎氏は元証券ディーラー。デイトレードを専門にしており、2017年3月からの1年半で、150万円の資金を約5000万円に増やした実績をもつ。

「いまは、デイトレで10万円を数十倍にするのは、初心者にはハードルが高すぎますね。それに、インカム（配当金）狙いの株式投資は、うまみが大きいんです。長期保有していれば、年に2回、多い銘柄なら4回、寝ていても配当をもらえますから。

　たとえば、土木用プラントメーカー、日工は配当利回りが7％以上もあります。逆に、利回りが悪くても半年後、1年後に化けそうな銘柄もある。今回はそういう銘柄も、あえて選んでみました」

　以下では、坂本氏が推奨する銘柄をご紹介する。コロナ禍で元気がない日本経済。あなたが10万円で株式投資をすれば、企業、そして日本経済を応援することになるのだ。

【坂本慎太郎氏が推奨「中長期保有で利益期待の11銘柄」】
●アイフル（※コロナ禍関連）
・配当利回り：0.00％
・コード／市場：8515／東証1部
・株価（5/8終値）：244
・必要資金：2万4400
・年初来安値：191
・概要：
「唯一生き残った、独立系消費者金融。過払い金請求訴訟が落ち着いてきたため、利益率の向上が見込まれます」（坂本氏）

●サンコーテクノ
・配当利回り：3.01％
・コード／市場：3435／東証2部
・株価（5/8終値）：864
・必要資金：8万6400
・年初来安値：800
・概要：
「特殊ネジ最大手、施工アンカー首位。今後、多額の資金が投入される、リニア新幹線関連銘柄として注目です」

●ダイセキ環境ソリューション
・配当利回り：0.57％
・コード／市場：1712／東証1部
・株価（5/8終値）：1060
・必要資金：10万6000
・年初来安値：631
・概要：
「汚染土壌の調査、浄化処理。リニアのトンネル工事では、土壌処理を担当。大幅な業績伸長が期待できます」

●日工（★高配当）
・配当利回り：7.10％
・コード／市場：6306／東証1部
・株価（5/8終値）：563
・必要資金：5万6300
・年初来安値：495
・概要：
「アスファルトプラントで国内トップ。政府の財政出動によって、道路関連公共事業も拡大していくと思います」

●ピーエス三菱
・配当利回り：3.72
・コード／市場：1871／東証1部
・株価（5/8終値）：537
・必要資金：5万3700
・年初来安値：425
・概要：
「土木と橋梁が主力。国土強靭化計画に加えて、インフラ老朽化対策、公共事業拡大などが好材料になります」