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自家焙煎にインスタ映え…「スタバに勝った喫茶店」の切り札

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.06.12 11:00 最終更新日:2020.06.12 11:00

自家焙煎にインスタ映え…「スタバに勝った喫茶店」の切り札

豆に熱い思いをかけるサザコーヒーの鈴木副社長

 

●サザコーヒー本店(茨城・ひたちなか)

 

 コーヒー+アルファで勝負する店がある一方で、コーヒー豆や、コーヒーの味に徹底的にこだわって人気を博す店もある。

 

 コロンビアに自社農園を持つ、茨城発の「サザコーヒー」は、世界で最も高価なコーヒー豆のひとつ「パナマ・ゲイシャ」や、徳川慶喜ゆかりの「徳川将軍珈琲」などを扱い、店舗によっては、周辺のスタバの売り上げを凌ぐこともあるという。

 

「うちは、焙煎とコーヒー豆の卸が出発点。喫茶の売り上げを、コーヒー豆の売り上げが、圧倒的に上回っているのも特徴です」(鈴木太郎副社長)

 

 毎年その年ベストの「パナマ・ゲイシャ」を落札している鈴木副社長の、豆にかける思いは熱い。

 

【SHOP DATA/サザコーヒー本店】
・住所/茨城県ひたちなか市共栄町8-18
・営業時間/10:00~20:00(喫茶スペースは19:30まで)
・休み/年中無休

 

「ピースコーヒー」は日本のシアトル系コーヒーの先駆け的存在

 

●ピースコーヒー 茂原店(千葉・茂原)

 

 スタバの日本1号店が銀座に出店した1996年。コーヒー好きが高じて、千葉県茂原市で創業した「ピースコーヒー」も、自家焙煎と豆にこだわっている。

 

 安くても1杯の市場の相場が700~800円するスペシャルティコーヒーのみを提供しているが、「ピースコーヒー」はそれを、驚きの300円均一で提供する。このコスパのよさも相まって、茂原市に3店舗、千葉市、東京にも店を構える人気店だ。

 

「原価でコーヒー豆を提供できるぶん、やろうと思えば、それを儲けに転じさせることはできます。ただ私としては、開業当初にお客様が来なくて苦い思いをしたので、安くできるぶんはお客様に還元して、長くお店に通っていただきたいんです」(大石誠オーナー)

 

【SHOP DATA/ピースコーヒー 茂原店】
・住所/千葉県茂原市茂原15-5 
・営業時間/8:30~22:00
・休み/年中無休

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