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47都道府県「おらが村の偉人伝」栃木県・矢板武
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.06.16 20:00 最終更新日:2020.06.16 20:00
コロナ対策の影響でいまだ里帰りがしづらい今日このごろ……「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。あなたは、出身地の傑物をご存知ですか? そこで本誌は、47都道府県にまつわる「おらが村の偉人伝」をお届けします。今回は、栃木県。
【栃木県】矢板武
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矢板武は、印南丈作とともに「那須疏水」を開削した偉人だ。1849年、栃木県矢板市で生まれた矢板は、水はけがよすぎたために水がすぐに地下へ浸透してしまう不毛の原野だった那須野ヶ原を開拓するため、実業家の印南とともに那須開墾社を設立。私財を費やしながら、何度も明治政府に水路の必要性を訴えることで、1885年の開削の実現に尽力した。
またほかにも、下野銀行の設立や下野新聞の取締役会長に就任。栃木県議会議員を務めるなどして地域の振興に努めた。
写真・朝日新聞
(週刊FLASH 2020年5月26日号)