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47都道府県「おらが村の偉人伝」福井県・松旭斎天一

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.06.26 20:00 最終更新日:2020.06.26 20:00

47都道府県「おらが村の偉人伝」福井県・松旭斎天一

松旭斎天一(写真・福井県立こども歴史文化館)

 

 コロナ対策で、いまだ里帰りがしづらい今日このごろ……「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。あなたは、出身地の傑物をご存知ですか? そこで本誌は、47都道府県にまつわる「おらが村の偉人伝」をお届けします。今回は、福井県

 

【福井県】松旭斎天一(しょうきょくさいてんいち)

 

 松旭斎天一は、「日本近代奇術の祖」と呼ばれる手品師だ。1853年に福井藩家老の家臣として生まれた天一は、若くして出家したが、やがて寺を出て旅芸人の一座に加わると、そこで日本古来の手品を覚えた。

 

 

 西洋人のジョネスと知り合い西洋奇術も学んだことで、江戸時代以来の日本手品と西洋奇術の融合を目指すようになった。

 

 その後、日本各地、果ては欧米での興行を成功させ、明治を代表する奇術師になる。数々の弟子を育てるとともに、明治天皇・美子皇后の前でも奇術を披露した。

 

(週刊FLASH 2020年5月26日号)

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