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47都道府県「おらが村の偉人伝」高知県・川田龍吉
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.14 20:00 最終更新日:2020.07.14 20:00
コロナ対策で、いまだ里帰りがしづらい今日このごろ……「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。あなたは、出身地の傑物をご存知ですか? そこで本誌は、47都道府県にまつわる「おらが村の偉人伝」をお届けします。今回は、高知県。
【高知県】川田龍吉
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川田龍吉は、「男爵いも」を日本に広めた華族だ。1856年に土佐藩の郷士の家に生まれた川田は、明治になるとイギリスのグラスゴー大学に留学し、船舶機械技術を学んだ。帰国後、横浜ドック初代社長に就任。
その後、父が亡くなり爵位を継いだ川田は、農業に興味を持ち、アメリカなどから大型農機具を輸入して日本の農業の近代化を進め、種いもを輸入し、日本でも栽培できるよう品種改良もした。こうして普及したのが、川田男爵にちなんで名づけられた「男爵いも」である。
(週刊FLASH 2020年6月2日号)