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47都道府県「おらが村の偉人伝」大分県・広瀬淡窓
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.22 20:00 最終更新日:2020.07.22 20:00
コロナ対策で、いまだ里帰りがしづらい今日このごろ……「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。あなたは、出身地の傑物をご存知ですか? そこで本誌は、47都道府県にまつわる「おらが村の偉人伝」をお届けします。今回は、大分県。
【大分県】広瀬淡窓(たんそう)
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大分県の偉人は、広瀬淡窓。多くの人材を育てた私塾「咸宜園」を創設した、江戸時代後期の儒学者だ。
1782年に、大分県日田市豆田町の商家に生まれた広瀬は、幼少期から儒学を学び、1805年に故郷で開塾。咸宜園の方針は、「年齢・学歴・身分にかかわらず、入塾後の成績だけで優劣を判断する」というもの。
当時としては異例の実力主義が評判を呼び、全国から3000人近い門人が集まってきた。これは、近世の私塾のなかでは最大の規模である。門人のなかには高野長英や大村益次郎、長三洲など、幕末に活躍する偉人も数多くいた。
画像提供・日田市教育委員会
(週刊FLASH 2020年6月2日号)