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億り人に学ぶ「1億円の貯め方」不動産情報を1000件チェック
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.08.13 06:00 最終更新日:2020.08.13 06:00
《1億円貯める》《1億円稼ぐ》。そんな題名のビジネス書が増えている。著者たちに「YOUはどうやって “大台” に?」と、単刀直入に聞いた!
「給料の手取り額は、社会人1年めが約19万5000円、10年めでも約21万5000円。ダメリーマンなんですよ」
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『33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由』(新潮社)の著者・井上はじめ氏は、そう笑う。
「学生時代、世界人口や各国GDPは2050年まで増えつづけることを知りました。なら、お金は銀行ではなく、世界経済に預けようと考えたんです」
井上氏の投資法はシンプル。投資信託「世界経済インデックスファンド」を買う! の一択なのだ。
「これなら、僕でも30年間で1億円を目指すことができると考えたんです」
就職後、毎月の手取り額の約半額の10万円を積み立て投資。結果、投資した800万円が6年後に2000万円に増えた。だが、27歳で交通事故に遭い、会社を退職。社会復帰までの2年半で本格的に投資を学び、不動産投資を始めた。
不動産投資には、こんな法則がある、と井上氏。1000件の情報をチェックし、100件を実際に見に行き、10件の購入を検討し、最終的に1件に絞れば、間違えない――。
「毎日、不動産のチラシやネット情報を調べまくりました。築43年、280万円のワンルームに出会ったときも、そのおかげで即決できたんです」
リフォームは、すべてを業者に頼まず、自分で図面を書いたり、住宅設備機器は楽天市場などで購入して大幅に節約。家賃6万円の賃貸物件に生まれ変わらせた。
「その後9軒を売買し、現在の不動産資産は9500万円ほどです。ハードルは高いけれど、不動産投資は短期間で資産を大きく増やせますよ!」
●井上はじめ(35)会社員/資産1億円
1985年生まれ 大学卒業後、食品会社に就職。26歳で結婚。27歳で交通事故に遭い、休職中に不動産投資の勉強を開始。33歳で、総資産1億円を達成した
(週刊FLASH 2020年8月18・25日号)