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70カ国を訪れた男の秘蔵フォト「絶景を鳥の目で」イタリア編
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.08.24 16:00 最終更新日:2020.08.24 16:00
世界70カ国以上を訪れた、写真家でフリー映像ディレクターの狩野喜彦氏が、空からヨーロッパを撮影した。よく知られた名所も俯瞰すれば、また、いっそう美しい! なかなかヨーロッパまでは行きづらい2020年、“鳥の目” の絶景をお楽しみください!
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【イタリアの「鳥の目」絶景】
●フィレンツェ
イタリア中部のトスカーナ地方に位置する、ルネサンス文化が花開いた都市。赤い屋根と石畳が美しく、数多く点在する芸術スポットは、いまも多くの人を魅了する。
「トスカーナ地方の丘陵を過ぎると、アルノ川のほとりに、優雅さをたたえた街があらわれます。中心に立つ大聖堂のクーポラ(半球形の屋根)の堂々とした姿を見つけると、『フィレンツェだ』とわかります。街そのものが美術館と称えられる景観に、思わず引き込まれました」
●エーリチェ
地図で見るとブーツ形の先に位置し、地中海に浮かぶ最大の島であるシチリア島。その北西の端にあり、城壁に囲まれたエーリチェは、標高751mのサン・ジュリアーノ山の頂上部にあり、“天空の街” と呼ばれる。
「シチリア島にはギリシャ、カルタゴなどに影響を受けた多様な文化が根づいています。切り立つ岩山の上に築かれたこの街は、上空から見るとほぼ正三角形で、空に浮いている空中都市のような感じがしました」
かのうよしひこ
67歳 静岡県出身 写真家、映像ディレクター。『世界の車窓から』(テレビ朝日系)、『世界の街道をゆく』(テレビ朝日)などを手がける。テレビやラジオなどの番組制作で、世界70カ国以上を訪れている
(増刊FLASH DIAMOND 2020年8月20日号)