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ワタミにまんだらけ…10万円で買える「株主優待」ベスト20
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.09 06:00 最終更新日:2020.09.09 06:00
さまざまな特典があり、お得さで人気の株主優待。9月は優待を受けられる銘柄が3月に次いで多い “優待祭り” の月だ。まずは、初心者のための基本のキを学んでおきたい。解説してくれるのは、節約アドバイザーの丸山晴美氏だ。
「まず株を購入するには、証券会社に口座を開く必要があります。『権利確定日』に株主であれば、優待を受けることができます。9月末が確定日なら、2020年の場合は9月28日(月)までに株を購入することが条件となります」(丸山氏、以下同)
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今回は初心者でも購入しやすいように、10万円以下で購入でき、9月に権利確定する銘柄から、本誌と丸山氏がベスト20をセレクトした。その銘柄が冒頭の表だ。選び方のポイントは?
「株主優待も魅力ですが、あくまで投資であることを忘れないこと。株価の動きや、今後の動向についてしっかり調べましょう。投資額に対してどれだけの優待があるか、『優待利回り』も重要な指標ですね。
が、いくら利回りがよくても、自分が利用しない店や、近隣に使える店舗がなければ、無駄になる可能性が高いので、避けるべきでしょう」
2020年はとくに、新型コロナウイルスの影響が大きいという。
「投資ですから、なによりタイミングが大事。コロナ関連ニュースが株価にも大きな影響を与えているので、こまめにチェックしてください。
『ここまで下がれば買い』という自分の基準を作って指し値しておくのも手です。今回のリストは飲食系が多いですが、長期的に見れば、今後は伸びていく可能性があります」
銘柄によっては、「1年以上保有」などの条件がある場合もあるので注意が必要だ。また、9月の優待は、送付が11月以降という場合が多いという点にも留意されたい。
「全体的に評価は辛口になってしまいましたが、『ワタミ』はいいですね。優待券にありがちな使用時期の条件がないのが素晴らしい。『力の源』は、一風堂ラバーなら星3つの評価でもいいかもしれません」
以下では、冒頭の表で紹介した20銘柄について、丸山氏が解説する。せっかく投資するなら、株主優待で得したい。じっくり選ぼう。
【株主優待銘柄ベスト20】
●ゼット(8135)
公式オンラインショップの取扱商品が通常販売価格の2割引きで購入可能に。ゼットの野球用品以外にもコンバースやThuleなどのブランドも扱っている。
「ある程度スポーツ用品を購入するなら検討の価値あり」(丸山氏、以下同)
●ひらまつ(2764)
レストランの飲食代、ホテルの宿泊・飲食代が1割引きになる優待カード。500株以上保有すれば20%割引になる。披露宴での飲食代割引も選べる。
「年間20万円以上の利用があれば、お得といえます」
●愛眼(9854)
メガネフレーム及びレンズの30%割引券が1枚もらえる(特別限定品は20%割引)。500株以上保有で割引券は2枚に。補聴器10%割引券ももらえる。
「『ここの眼鏡でなければ』という人にはおすすめ」
●ヴィア・ホールディングス(7918)
「やきとりの扇屋」「魚や一丁」などで使える割引券がもらえる。飲食代金1000円ごとに500円割引となる券が10枚=5000円相当。保有100株ごとに枚数増。
「優待利回りが約30%で優秀。よく利用する方にはおすすめ」
●エスクリ(2196)
30万円相当のウエディングアイテムチケットに加え、レストランの30%割引券。レストランは東京・青山、大阪・梅田、沖縄・北谷の3店舗ある。
「使用できるのが3店、クリスマス期間不可などの条件に注意」
●極楽湯ホールディングス(2340)
従来は1年以上保有が条件だが、今年はその条件がなく9月末保有で「無料入浴券」が2枚もらえる。従来は1年以上保有で4枚(100~300株未満)。
「年1回の優待。入浴券は約1000円相当。株価のわりにはお得感あり」
●リネットジャパングループ(3556)
「ネットオフ」買物券1000円分もあるが、メインは「宅配買取クーポン」。査定金額3万円以上で査定金額が1万円アップ。2年以上保有ならさらに得。
「 “断捨離” ブームで、買取クーポンを上手に活用したいですね」