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イラストレーター・鈴木英人、「ビーチブランチ」は理想のお昼ご飯

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.30 11:00 最終更新日:2020.09.30 11:00

イラストレーター・鈴木英人、「ビーチブランチ」は理想のお昼ご飯

「ビーチ ブランチ」(2004年)(c)EIZIN SUZUKI

 

 2020年、イラストレーターとして40周年を迎えた鈴木英人氏。1980年代、雑誌「FM STATION」、小説「野生時代」などの表紙のほか、山下達郎、桑田佳祐、杏里、TUBE、堀井勝美プロジェクトほか、レコードやCDのジャケットを数多く手掛けてきた。

 

 

 鈴木氏のイラストといえば、アメリカの風景、空、海、そして、スポーツカーだ。車好きを自負する鈴木氏は、版画にもよく登場する『ポルシェ356』を所有。一時期、12台もあったそうだ。

 

「車庫にあふれてました(笑)。356はとてつもなくいい車なんです。アメリカに初めて行ったときに一目惚れして、帰国してすぐに買いました。カブリオレ、ロードスター、スピードスター、クーペと、タイプ違い、年代違いのものを集めていったら、けっこうな数になって。

 

 車検代? 気にしてなかったですね。どんどんお金が入ってきていましたから。スタイリッシュで、軽快に走る。いちばん魅力的な車だと思うんです」

 

 夏のワンシーンを切り取ったような作品『ビーチ ブランチ』(2004年)については、「こんなお昼ご飯も美味しいだろうと。テーブルにコーヒー、ビール、パンやサラダなどを置いて、自分で写真を撮って描いたものです。

 

 絵の中央にあるのは、ニューイングランドの写真集です。あたかも海で撮ったかのように描いていますが、そういう描き方をすることもあります。題材が何になるかによって、色合いは変わるので、見たまま、そのままの色を使うこともあります。

 

 こんなブランチ? 僕はあまり食べません。蕎麦があれば十分」

 

 鈴木氏のイラストを堪能できる『鈴木英人の世界展』は、2020年9月30日~10月5日まで大丸福岡天神店、10月20日~25日まで仙台三越、12月16日~30日まで、そごう横浜店にて開催。「EIZINの夏」は、まだまだ終わらない。

 


すずきえいじん
1948年7月6日生まれ 福岡県出身 1971年より広告デザインを手掛け、デザイナー、アートディレクターを経て、1980年、イラストレーターとしてデビュー。「FM STATION」「野性時代」「ポパイ」等の雑誌カバーイラストレーション。大手企業の広告キャンペーン、商品パッケージなどを担当

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