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【食堂のおばちゃんの人生相談】51歳・自営業のお悩み
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.10.16 11:00 最終更新日:2020.10.16 11:00
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/クラスの手帖さん(51)自営業】
電車内でスマホを見ている若者たちを見ると、「スマホより本を読め!」と言いたくなり、文庫本を読んでいる若者を見ると嬉しくなる。自分でも、(『サザエさん』の)波平さんみたいになってきたと思うが、いまの若者はスマホを見すぎですよね?
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【山口先生のお答え】
ほんとにそうですよ。以前このコーナーで会議中にスマホを見ている若手社員の話を知って呆れ果てましたが、今の若者のスマホ依存症は、どういうことでしょう?
喫茶店で向き合っている若いカップルが、話もせず、互いの顔を見つめ合うこともなく、ひたすらうつむいて自分のスマホをいじっている光景は、もはや滑稽を通り越して不気味でした。
私は何しろらくらくホンで、音声通話しかしないので、LINEもSNSも全然わかりません。それで不自由なく生きてますし。
電車内ではほとんどゲームをしているそうですね。スマホは画面が小さいし、車内は揺れるし、絶対に目に悪いと思いますけど。そんなにゲームがしたいなら、囲碁とか将棋を勉強して、コンピュータと勝負してみやがれ!
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中