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【食堂のおばちゃんの人生相談】40歳・会社員のお悩み

ライフ・マネー 投稿日:2020.10.26 11:00FLASH編集部

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/晴れ男さん(40)会社員】
 雨が止むと電車や店に傘を置き忘れ、2〜3カ月に1本は、なくしてしまう。昔から、この癖が直らない。思い切って8000円の傘を買ってみたが、やはり置き忘れてなくしてしまった。私はビョーキなのか。

 

 

【山口先生のお答え】
 いいえ、違います、晴れ男さん。あなたは傘と相性が悪いのです。特定のものと相性が悪い人は必ずいて、私の知り合いは腕時計と相性が悪かったとか。何度買ってもすぐ壊れたり(もちろん新品です)なくしたりで、ついに頭にきて腕時計をやめました。今は携帯やスマホで時間がわかるので、不自由していないそうです。

 

 私も傘はずいぶんなくしました。あなたと同じで、当時は食堂の近くに1000円で高級に見える傘を売っている店があったので、雨が止むと地下鉄や店に置き忘れてしまうんです。安いからなくすのだと思い、奮発して5000円のハナエモリの傘を買ったのですが、やっぱりなくしてしまいました。

 

 今考えれば、当時はものすごく忙しく時間に追われていたので、それも悪かったと思います。今は時間に余裕が出来たので、傘をなくさずにすんでいます。

 

 それで、晴れ男さん。傘は諦めましょう。相性が悪いんです。その代わり、鞄にビニールカッパを携帯しては如何ですか?


やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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