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空き家の管理代行も…ふるさと納税「お得・使える返礼品」BEST20
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.08 16:00 最終更新日:2020.12.08 16:00
自治体に寄付することで返礼品が手に入り、翌年度分の税金も安くなる「ふるさと納税」。2020年も残すところあとひと月だが、各ふるさと納税サイトや自治体のホームページには、年内に申し込める返礼品が溢れている。
「ふるさと納税も、12月末で締め切り。2020年は、お得な食材がとくに豊富ですし、駆け込み寄付もおすすめです。
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返礼品の発送が2021年でも、2020年中に申し込めば、2021年度分の納税額は下がります。自治体独自のポイント制度もあり、『欲しい商品が決まらない』という人は、いったんポイントで受け取れる自治体を選択する、という手もあります」
そう語るのは、返礼品でおもに食品や生活必需品をゲットしている、ふるさと納税専門家・金森重樹氏。金森氏自身、2019年は全166件、2013万1500円をふるさと納税し、節税に役立てた。
同氏によると、「2020年はコロナ禍ならではの傾向がある」という。
「外食産業の苦戦が、皮肉にも、ふるさと納税にはプラスに働いています。牛肉・魚介類などの食材が外出自粛の余波を受けて行き場を失い、流通価格が下がりました。
各自治体が、返礼品の品質はそのままにして寄付額を引き下げたり、内容量を増やしたりする『緊急支援品』『ニコニコエール品』といったお得なアイテムを、食材を中心に増やしています。自治体によっては、量が実質倍になったアイテムまであり、2019年よりたいへんお得です」
また、従来はなかった返礼品も登場したという。
「帰省できない人のためのお墓や空き家の掃除代行サービス、フェイスシールドやマスク、飛沫防止パネルなど、切実な需要にこたえる返礼品が増えたのも大きな特徴です」
返礼品を選ぶ前に、まずは、収入ごとの寄付金控除上限額を下の表で参照しよう。
以下では、“ふるさと納税の達人”金森氏が厳選した20の返礼品をご紹介。 2021年度分の節税のためにも、12月中に駆け込もう!
【食材・食品編】
《牛の甘みを堪能!》
各自治体の名産牛肉が自宅で味わえるのも、ふるさと納税の魅力のひとつ。なかには「在庫が回復次第、来年発送」というほど、人気の品もある
●鹿児島県志布志市「鹿児島黒毛和牛高級部位700g」/寄付額:2万円
全国和牛能力共進会において、総合優勝を果たした絶品の黒毛和牛。例年はロースステーキ200g×2枚のみだが、2020年なら焼肉用肩ロース300gがつく、生産者応援企画の返礼品だ
●岩手県奥州市「前沢牛サーロインステーキ200g」/寄付額:1万5000円
通常は3万7000円の寄付で200g×2枚の返礼品だったが、2020年は1枚あたり3500円分安くなっている、おひとりさま向けの返礼品。上質できめ細かな霜降りで、口に入れると溶けるように柔らかい食感が味わえる
●兵庫県洲本市「淡路牛の切り落とし900g」/寄付額:8000円※12月18日締切り
淡路島の澄んだ空気と水で育った淡路牛。舌ざわりのよい、上品でまろやかな甘みと風味が特徴で、やや脂身が多めの切り落とし肉300gのパックが3個入っている。炒め物や煮物など、いろいろな料理に使いやすい
● 熊本県長洲町「熊本の和牛 あか牛 牛スライス1200g」/寄付額:1万円※12月18日締切り
農林水産省の生産者応援キャンペーン対象返礼品。霜降りと赤身のほどよいバランスが魅力。400g×3パックセットでタレもつき、料理にも最適。12月18日までの限定品なので、申込みはお早めに
●香川県三豊市「オリーブ牛ロースステーキ500g」/寄付額:2万5000円
通常は4万円の寄付でもらえる『オリーブ牛ステーキ』だが、2020年は半額の寄付額で入手できるので、たいへんお得。オレイン酸を含んだオリーブ牛は、脂の甘みはそのままに、さっぱりした口当たりの牛肉
●佐賀県伊万里市「伊万里牛 (A-5)モモスライス(すき焼き・焼肉用800g)」/寄付額:1万5000円
「佐賀牛にもひけをとらない」と評判のA-5ランクの伊万里牛のモモスライス肉。肉質がきめ細かで柔らかく、脂肪の質も抜群。甘みと豊かな風味が感じられる。400g×2パックセットで、すき焼きなどにも最適