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JR北海道で12駅が一挙廃止…心を震わす北の「廃駅」たち

ライフ・マネー 投稿日:2021.01.09 06:00FLASH編集部

JR北海道で12駅が一挙廃止…心を震わす北の「廃駅」たち
●東六線(ひがしろくせん)駅
 1959年開駅。木造、トタン張りの古い建物。
「正式な駅ですが、駅舎には、通称名(東六線乗降場待合室)が記されています」(櫻井氏、以下同)

 


●下士別(しもしべつ)駅
 1959年開駅。民家のような佇まい。
「きれいに管理され、住民の愛情を感じました。自転車置き場に、自転車は一台もなかったです」

 


●上幌延(かみほろのべ)駅
 1925年開駅。一日の平均乗降人員は0.2人。
「駅のまわりはぺんぺん草が生えていて、まさに原野。人の気配は感じられませんでした」

 


●北剣淵(きたけんぶち)駅
 1959年開駅。ロックバンド「amazarashi」のMVにも登場。
「非常に古い建物です。訪れた旅行者が記録するノートが、いくつもありました」

 

【札沼(さつしよう)線/桑園駅〜新十津川駅】
 2020年5月、札沼線(学園都市線)の北海道医療大学駅から新十津川駅までの区間(47.6km)が廃線となった。現在は、代替バスが運行中。

 


●新十津川(しんとつかわ)駅
 1931年開駅。札沼線の終着駅で、2016年以降は一日1往復のみ。
「午前9時28分に到着して、午前10時に出発。日本一終発列車の早い駅として、有名な駅でした」

 


●石狩金沢(いしかりかなざわ)駅
 1935年開駅。旧駅舎は平屋の木造建築で、一時期は4名の駅員が勤務していた。
「かつては、魚釣りや山菜採りの行楽客で賑わっていました」

 


●石狩月形(いしかりつきがた)駅
 1935年開駅。地元有志により駅舎やレールを保存し、札沼線記念館とする計画がある。
「駅舎は、廃止代替バスの待合所として再利用されています」

 

【日高(ひだか)本線/苫小牧駅〜様似駅】
 全長146.5kmの路線。災害により現在、鵡川駅から様似駅までバスが代行輸送。2021年4月、鵡川駅から様似駅までの区間が廃止予定。

 


●鵡川(むかわ)駅
 1913年開駅。立派な駅舎は、バスターミナルの複合施設。
「以前は自動券売機やキヨスクもありましたが、なくなりました。廃止後も、バスの待合所として利用されると思います」

 

【釧網(せんもう)本線/網走駅〜東釧路駅】
 網走駅と東釧路駅を結ぶ、全長166.2kmの路線。1929年開駅の南弟子屈駅は、2020年3月に廃止された。

 


●南弟子屈(みなみてしかが)駅
「この駅舎は弟子屈町に譲渡され、郷土資料館としての活用が計画されています」

 

写真・櫻井寛

 

(週刊FLASH 2020年12月29日号)

 

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