【頭の体操】ヘビースモーカーたちが繰り広げる謎の勝負

■問題

　2人の男がテーブルを挟んで座っている。2人ともかなりのヘビースモーカーらしく、ひっきりなしにタバコを吸っている。

　しかし、妙なことにテーブルの上には1万円札が1枚のっていて、タバコに火をつけるたびに、その1万円札を交互に少し指で押す動作を繰り返している。

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　それを見た人は、「う～ん、なるほど。これは、じつに面白い勝負だ」などと言って感心している。この奇妙な状況は、どう説明したらよいのだろう？

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■解答

　2人の男は互いに禁煙を誓い、それを破ったらタバコ1本につき1万円を相手に支払う約束をしていた。

　そして、どちらかが誘惑に負け、サイフから1万円札を出してタバコに火をつけた。ところが相手もそれを見て我慢できなくなったのか、タバコに火をつけ1万円札を相手に押し返した。するとまた最初の男が……という繰り返しになっていたのである。

　2人が同じ本数のタバコを吸えば、1万円札は最初の男のサイフに戻り、誰も損をしないで好きなタバコをたっぷり吸えたうえに約束も守れるという、画期的な状況（?）になっていたのだ。むろん禁煙の誓いなど完全に忘れ去られていたのだが。

■解説

　寸劇のワンシーンといったところ。この問いが解けた人は、かなり豊かな発想力を持っている人だ。

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