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「d払い」で始める「ポイント投資」これぞ、令和の錬金術だ

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.01.13 06:00 最終更新日:2021.01.13 12:45

「d払い」で始める「ポイント投資」これぞ、令和の錬金術だ

ポイント投資をおこなっているスマホの画面。ポイントに現金を足して1万円に

 

 ドコモと同じ大手キャリアのauも、ポイント面で躍進をみせている。

 

「2020年5月にauWALLETポイントをPontaポイントに統合しました。それ以降、auがポイントを大量に出しています。たとえば、いまローソンではauPayで支払うと3%分の還元キャンペーンをやっているので断然使うべきです。

 

 Pontaポイントは『じゃらん』や『ホットペッパービューティー』などのリクルート系のサービスでも、2%分貯まります。ただauは、サービス内容の変更が多いので注意が必要です」

 

 一方、税金の納付が大きいのがLINEポイントだ。

 

「バーコードのある請求書はLINE Payが使えるので、東京都・神奈川県・大阪市などの自動車税といった税金、電気料金などが支払えます。これにもポイントはつきますが、ポイントの還元率を高めるならVisa LINE Payクレジットカードを利用すること。2021年4月30日まで3%還元キャンペーンをおこなっています。

 

 LINEには、ポイント獲得量に応じてランクが決まる『マイランク』があって、プラチナに到達するとチャージ&ペイ利用時に税金でも3%還元になります。プラチナランクを維持するには6カ月ごとに5000ポイントが必要です。

 

 Visa LINE Payカードの還元率が3%のうちにポイントを貯めて、プラチナにランクアップ。そこからは、税金など高額なものを支払ってランクを維持するのが、お得な貯め方です」

 

 Tカードはここ数年、離脱企業が増えている。

 

「ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアが、ポイント市場に参入してきたのが大きいです。ドコモはdポイント、auはPontaポイント、ソフトバンクがTポイントとPayPayですが、ソフトバンクはPayPay推し。一時期は隆盛でしたが、今Tポイントは、非常に貯めにくい状況になっています」

 

 そんななか、菊地さんが「男性にもおすすめ」というのが、エポスポイントだ。

 

「エポスカードはマルイのクレジットカードのイメージですが、私はマルイ以外で利用しています。エポスカードは年間50万円利用すると、ゴールドカードのインビテーションがあります。

 

 年会費無料で空港ラウンジも利用できるので、クレカとしても優秀ですが、年間50万円利用すると2500ポイント、100万円利用すると1万ポイントがもらえます。一度ゴールドカードになれば、翌年は利用金額が50万円未満でも、ずっと維持できます。

 

 さらにお得なのは、クレジットカードを使ったtsumiki証券での『つみたて投資』です。たとえば、月に5万円積立投資をしたとすると年間60万円利用したことになり、ボーナスポイントも貯まります」

 

 では、ポイント自体の貯めやすさで比較すると?

 

「ポイントをいちばん貯めやすいのは楽天ですが、期間限定ポイントが投資にまわせないので、ポイント投資で考えるとdポイントに軍配が上がります。ただ、楽天は先に紹介したtsumiki証券の『つみたて投資』と同じサービスを、楽天証券と楽天カードでおこなっています。

 

 クレジットカードを使った積立投資は、投資信託や株式を購入したぶんのポイントも貯まり、そのポイントを投資に使うこともできます。『クレジットカード積み立て』とポイント投資の組み合わせは “最強” といっていいと思います。

 

 私は、楽天証券でクレジットカードを使って積立投資を毎月5万円していますが、約2年半の積み立てで136万円の投資額が30万円ほどアップしています。この『クレジットカード積み立て』は、各社が追随しています。これからは、ポイントは資産と考えるべきです」

 

 たかがポイント、されどポイント。ポイントが思わぬ資産を作ってくれるかもしれない。


(週刊FLASH 2021年1月19日・26日合併号)

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