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「〇〇ペイ&電子マネー」決定版チャート式ガイド…コンビニ多用者は断然「iD」

ライフ・マネー 投稿日:2021.01.14 06:00FLASH編集部

4)iD
「コンビニをよく利用する人なら『三井住友カード』の『iD』。セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンいずれのコンビニでも、還元率が2.5%と断トツです。それ以外の店舗では還元率は0.5%になりますが、端末にかざすだけで決済に時間がかからないのは、都会の忙しいサラリーマンにはメリットです」

 

 iD一体型のクレジットカードを発行するか、対応するカードをスマホに登録すれば使用できる。「イオンカード」なども対応しているが、コンビニでの還元率が高いのは三井住友カードだけ。提携型の三井住友カードは対象外だ。

 

「還元されるVポイントは、使い勝手が改善されつつあり、3月1日からは、カードの引き落とし時にポイントをキャッシュとして充当できるようになります」

 

5)nanaco
 コンビニのなかでもセブン-イレブンをよく使うなら、「nanaco」がベター。専用のカードを発行するか、スマホアプリのダウンロードで利用が可能だ(Androidのみ対応)。

 

「『セブンカード・プラス』でチャージすると、0.5%のnanacoポイントが還元され、nanacoで支払うときに、さらに0.5%のnanacoポイントが還元されます(合計1%)。

 

 注目したいのは、食品ロス削減のために実施されている『エシカルプロジェクト』。消費期限の近づいたおにぎりなどを買うと、還元率が合計6%にアップします。ランチのピークを過ぎた午後1時ごろが狙い目。対象商品にはシールが貼られています」

 

 nanacoは一部自治体の固定資産税、自動車税などの支払いにも対応している。セブンカードプラスでnanacoにチャージすると0.5%分のポイント還元があるので、税金の支払いに実質0.5%の還元があることになる。

 

6)Suica
「大都市在住で電車通勤をしている人は、交通系電子マネー『Suica』がベスト。『ビックカメラSuicaカード』でチャージすると、1.5%のJREポイントが還元され、Suicaに再チャージできます。契約しているスマホキャリアなどが関係ないので、条件に縛られたくない、支払い時間を短くしたい、という人に向いています」

 

 スマホに取り込むモバイルタイプのSuicaなら、アプリ上で、貯まったポイントを再チャージできる。

 

「ただし、どの電子マネーにもいえることですが、紛失や盗難などを考えると、一度に大金をチャージするのは危険です。以前、1万円チャージした直後のSuicaを失くして、不正利用の被害を受けたケースがありました。Suicaとnanacoは、不正利用に対する補償がないので、とくに注意しましょう」

 

 リスクにだけは気をつけて、高還元率の恩恵にあずかろう!

 

写真・朝日新聞

 

(週刊FLASH 2021年1月19日・26日合併号)

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