ライフ・マネー
47都道府県「おらが村の女偉人伝」・照屋敏子/沖縄の自立を目指した“女親分”
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.01.16 16:00 最終更新日:2021.01.16 16:00
新型コロナウイルスの感染拡大で、年末も里帰りがしづらい状況に。「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。ところで、その故郷が生んだ女傑をご存知ですか? そこで本誌が、47都道府県にまつわる「おらが村の女偉人伝」をお届け。今回は、沖縄県。
【沖縄県】照屋敏子
【関連記事:47都道府県「おらが村の女偉人伝」大分県・野上弥生子/99歳まで書き続けた夏目漱石の弟子】
基地収入や政府の援助に頼らない、沖縄の経済的自立を目指し、精力的に事業を展開した実業家が照屋敏子だ。1915年に沖縄県糸満市に生まれた照屋は、わずか9歳で魚の行商を始め、その後、サイパン島の南洋実業専門学校を出て貿易会社に勤務を経て、独立して商売を始めた。
戦後は、東南アジア諸国との貿易で、ワニ革製品、サンゴなどを販売。また、糸満市の海岸を埋め立て、魚の養殖やフルーツの栽培をした。その豪快さから、照屋は「女親分」と呼ばれたという。
写真・朝日新聞
(週刊FLASH 2020年12月8日号)