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【頭の体操】月面のテニスコート、大きさはどれくらい?
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.01.31 11:00 最終更新日:2021.01.31 11:00
■問題
近未来の話。宇宙服の革命的な軽量・軽装化に成功した宇宙開発公社は、ラケットやボールなどの道具を真空に耐えられるように改良し、月面テニス大会を開催することにした。
月の引力は地球の6分の1しかない。プレーヤーも地球上と比べてかなり動きやすいだろうから、テニスコートを広くしたほうがいいのではないかという提案があったが、検討の結果、却下されてしまったという。
さて、いったいどういう理由からだろうか?
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■解答
走るスピードは、地球上より遅くなってしまう。
引力が6分の1ということは、上に跳びやすく、ゆっくり落ちるということ。高いボールを受けることができても、左右前後にすばやく動こうとすれば、一歩ごとに上向きにジャンプしてしまい、十分な加速ができない。そのため、コートを広くするとボールを追い切れなくなってしまうのだ。
むしろ、ボールの描く放物線が緩やかになるため、ネットを低くしたほうが、月面ではプレーしやすいだろう。
■解説
不思議なことに、アポロ11号以来、月面着陸はおこなわれていない。アポロ着陸時の月面での映像を見ても、縦の動きは地球よりも軽やかだが、横の動きは決してそうではないことがわかるだろう。