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【昭和郷愁館】プロ野球「空白の一日」を想起…江川卓&小林繁 “幻のユニフォーム” 総額は?

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.02.18 16:00 最終更新日:2021.02.18 16:00

【昭和郷愁館】プロ野球「空白の一日」を想起…江川卓&小林繁 “幻のユニフォーム” 総額は?

 

 コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、“あの時代” を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長・大崎潔氏が、10万点を超える所蔵品から誌上公開する本誌新連載。

 

 第5回は、往年の名選手、巨人・江川卓と阪神・小林繁のユニフォームで総額は……約50万円だ。

 

 

大崎「プロ野球界の『空白の一日』って、ご存じですか?」

 

写写丸(以下、写)「1978年のドラフト会議で起きた、江川卓氏(65)をめぐる一連のゴタゴタですよね。これって……?」

 

大崎「翌年1月31日、江川氏は一度阪神に入団し、すぐ巨人にトレードされるという形になるんですが、1日だけは阪神に正式に登録されました。その背番号が『3』なんです」

 

写「まさか、それが?」

 

大崎「阪神は『3』のユニホームを実際に作ったといわれていますが、これはおそらく応援団がつくったレプリカ。江川氏が阪神に入団したという、その証しを残したいという思いから作られたものでしょう。作りは本物のユニホームと同じですよ」

 

写「左写真のほうは?」

 

大崎「江川氏とトレードされた小林繁氏のものです。OB戦かテレビ番組の企画用に作られたようですが、小林氏が袖を通したと聞いています」

 

写「2着揃うと、プロ野球の歴史の1ページって感じだ」

 

大崎「『3』は、巨人へのあてつけともいわれています。もし江川氏が阪神で投げていたら——そんな想像を掻き立てられる逸品です」

 

おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。全国のコミュニティFMで放送中のラジオ番組『待夢魔神ラジオ版』のパーソナリティ

 

(週刊FLASH 2021年3月1日号)

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