【写真deクイズ】ニッポン上から下まで「ここはどこ？」表情豊かなお地蔵さん

　答えは京都にある「愛宕念仏寺（おたぎねんぶつじ）」です！

　平安時代、現在のお寺がある場所は山城国愛宕郡（おたぎごうり）と呼ばれており、愛宕の地に最初に建てられたことから、愛宕寺と名付けられました。

「戦時中に無住寺となり、1950年の台風災害により境内・仏像等が多大な被害を受けて廃寺となっていました。1955年に、仏像彫刻家・西村公朝が住職を拝命して再興され、京都一の荒れ寺復興が始まりました。

　以降10年間、山門の解体復元修理をはじめ、境内全域の本格的な復興事業がおこなわれました。この際、寺門興隆を祈念して境内を羅漢（お釈迦様の弟子たち）の石像で充満させたいと発願したところ、これに賛同してくださった一般の参拝者自らの手によって1200体の羅漢像が彫られました。

　今では、表情豊かな羅漢像が並び、訪れる人々の心を和ませてくれる 『癒しの寺』として親しまれております」（広報担当者）

写真提供：愛宕念仏寺