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いま「のりかえ」するなら…UQモバイル「くりこしプラン」がオススメ
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.02.27 11:00 最終更新日:2021.02.27 11:00
サービス開始が近づいてきた携帯電話各社の新プラン。大手3社は2021年3月から、サブブランドは2月から開始となった。
「データ容量20GB」「5分以内通話し放題(povo、LINEMOは月額500円のオプション)」で月額2980円という破格の料金プランをドコモ、au、ソフトバンクが打ち出したことで、このタイミングで「のりかえ」を検討している人も多いはずだ。
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「この料金が可能になったのは、手続きをオンラインのみとし、販売店のコストをカットしたことが大きい。
オンライン専用とはいえ、大手キャリアが自社回線でおこなうわけですから、いわゆる格安SIMと違い、通信品質は折紙付きです。
現在契約しているプランと比較し、積極的にのりかえを考えていいでしょう」と説明するのは、携帯業界の御意見番的ジャーナリスト、法林岳之氏だ。
「データ容量、料金などキャリア大手3社の新プランにはほとんど差がありません。“横並び”とさえ言っていいものです。
なので、支払い方法の変更などの余計な手間がかからず、のりかえの事務手数料もかからない、同じグループ内の会社での『のりかえ』が、圧倒的に楽でしょう」(法林氏、以下同)
つまり、ドコモから「ahamo」、auから「povo」、ソフトバンクから「LINEMO」へののりかえは、コストや手間を考えればおすすめだ。
では、3つのプランをそれぞれ詳しく見ていこう。
■ほぼ横並びの「大手3社」、通話で“500円の差”
●ahamo(アハモ)
今回のスマホ料金値下げのきっかけをつくった、ドコモの新プラン(2021年3月26日開始)。
データ容量20GB、5分以内の国内通話無料(5分超過分は30秒ごとに20円。オプション1000円で国内通話料無料)で月額2980円だ。
プランの申し込み、サポートはオンライン限定で、海外82の国・地域でも20GB以内なら手続きなく利用できる。
「『ファミリー割引』は、ahamo契約回線自体の割引は対象外だが、ドコモと契約している家族分の回線契約としてはカウントされる。
ドコモと契約している家族からahamoへの発信通話も無料。家族から独立する若者向けのプランといえるかもしれません」
●povo(ポヴォ)
2021年3月開始予定のauの新プラン。データ容量は20GBで、月額2480円。5分以内の国内通話無料のオプション(500円)などをつけない場合は、30秒ごとに20円の通話料金がかかる。プランの申し込み、サポートはオンライン限定だ。
「『通話はほとんどしないから、500円安くて助かる』という声は、若い世代を中心に多く聞かれます。
『200円で24時間データ使い放題』『データ追加1GB500円』などのオプションをトッピング方式で選ぶ方法はユニークで、今後バリエーションが増える予定。期待大といえるでしょう」
●LINEMO(ラインモ)
2021年3月17日から開始されるソフトバンクの新プラン。データ容量20GB。料金は当初発表していた2980円から、5分以内国内通話無料を500円のオプションとし、2480円になった。こちらも申し込み、サポートはオンライン限定だ。
「ソフトバンクがLINEモバイルを吸収合併することにより誕生しました。そのため、『LINEギガフリー』が売り。
ただ、その対象はトークや通話で、動画などは対象外になります。トークと通話はそれほどデータ容量を必要としないので、ヘビーユーザー以外はメリットにならないかも」
横並びのプランとはいえ、料金が下がったことは魅力的。だが、注意点もあるという。
「もっとも考えるべきは、オンライン専用であること。故障してもショップに持ち込むことはできなくなるはずです。キャリアメールも使えなくなります。
これまで使ってきた人はあらかじめGメールのアカウントを作成するなり、準備をしておいたほうがいい。詳細不明な点も多くあります。アップルウオッチは使えるか、使えない端末はないのかなど。
サービス開始までにこれからも発表があるはずですから、直前までチェックしたほうがいいでしょう」
■「1年間無料」楽天モバイルは“使えない”のがネック
大手3社に加えて、楽天も新プランを発表している。
2021年4月1日に開始される「UN-LIMIT Ⅵ」プランの目玉は「月1GBまでなら無料」。
1GBを超えた場合は段階的に3GBまで980円、20GBまで1980円、それ以降は無制限で2980円になる。新規加入で1年間料金が無料になる。
通話料金は、「Rakuten Link」アプリを使った場合のみ無料、それ以外は30秒ごとに20円かかる。
「無料というのはすごいと思いますが、やはり自社回線エリアの狭さが最大のネックです。
au回線のローミング接続が続々終了していることもあり、不安は大きい。あくまで、楽天回線のエリア内に家や生活圏があるという人向けですね」(法林氏)