メシなしで帰れない人たち…テレビ業界で「反・時短営業店リスト」が出回り始めた！

実際に出回っている「リスト」

「ああ、池袋なら焼き鳥店の『〇〇〇』とラーメン店の『△△△』、そして串焼き店の『×××』は20時以降も営業していますよ。いつも長い行列ができていて、1～2時間待ちはザラですね」

　本誌記者との何気ない会話のなかで、あるテレビ局関係者はそう話した。

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　1月7日に再発令された、新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言。すでに2カ月が経過し、首都圏の1都3県を除く地域では解除されたが、都道府県知事の多くは、今後も飲食店への時短要請を続けていく意向を示している。

　前出のテレビ局関係者が、「20時以降も営業」する店に詳しい理由も、もちろん、この時短要請に関係する。

「私たちの仕事は撮影・収録が深夜に及ぶことも多いですし、ロケが終わってから食事場所を探さなければいけない、ということもあります。だから、20時以降でも食事ができる店の情報は、貴重なんですよ……」

　テレビ局関係者は申し訳なさそうに、そう話した。
　ある芸能関係者も「“夕食難民”は重大問題ですよ。今では『20時以降も入れる飲食店リスト』まで出回っています」と言う。実際に業界内で共有されているという、「飲食店リスト」を見せてくれた。

「Googleスプレッドシート」に「エリア」「店名」「食事のジャンル」そして「閉店時間」が記載され、店舗の情報がまとめられている。

「六本木、渋谷、赤坂、麻布など、都内のおもだった繁華街が中心ですね。このリストは、『どこかのテレビ局の人間が必要に駆られて作成した』という触れ込みで回ってきたんです。たしかに、テレビ関連の仕事をしている人間がよく行くエリアが多いです。

　載っているお店は、口コミをもとに追加されているようで、20時以降も営業しているか、実際に電話で一軒一軒確認したわけではないみたいですね。でも、実際に営業しているお店も多くて、私たちも非常に重宝しています」（前出の芸能関係者）

“時短営業” による影響は、芸能人たちからも聞こえ始めている。

　女優の戸田恵子（63）は、1月14日の自身のブログで、「軽く夕食難民でした」と告白。その日は新ドラマの衣装合わせが長引き、仕事終わりが20時直前になってしまったという。そこで急遽店に入ったものの、ラストオーダー後である旨を伝えらえた、という内容だった。

　また、2月7日に放送された『サンデージャポン』（TBS系）でも、女優の鈴木紗理奈（43）が「（自炊の）手抜きをしようと牛丼を買いに行ったら、すごい行列ができていて買えずに帰った」というエピソードを明かしていた。

　早くこんな “闇リスト” が、必要なくなればいいのだが……。