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精神科医・樺沢紫苑の「読む! エナジードリンク」恋愛で勝つ5つのポイント

ライフ・マネー 投稿日:2021.03.15 06:00FLASH編集部

精神科医・樺沢紫苑の「読む! エナジードリンク」恋愛で勝つ5つのポイント

 

 好きな人がいても告白できないという人は多いと思います。「フラれたらどうしよう」「失敗したらどうしよう」と考えると、行動に移せなくなる。

 

 しかし、心理学的に見ると、告白しようかどうか迷った場合、間違いなく告白したほうがよいのです。その理由を5つ、お伝えします。

 

【理由1】「自分に告白した人を好きになる」法則

 

 

 Aさんという男性が、ある女性に好意を寄せています。彼女のAさんに対する好意度は、10点満点のうち9点。一方、ライバルのBさんに対する好意度は8点で、Aさんに1点後れをとっています。

 

 あるときBさんが彼女に告白しました。彼女は、AさんとBさん、どちらを恋人に選ぶでしょうか?  

 

 Bさんの申し出を断わり、より好意度の高いAさんからの告白を待つでしょうか?

 

 心理学的に考えると答えは…?

 

 Bさんと交際する確率がものすごく高いのです!

 

 その理由はというと……人は、「(自分に)告白した人を好きになる」からです!

 

 このことを心理学では、「好意の返報性の法則」といいます。人は、自分に好意を抱いている人を好きになりやすい。つまり、相手に「好き」と伝えたり、「好意的態度」をとったりすることで、相手の好意度を高めることができるのです。

 

 告白する前のBさんの好意度は「8点」でしたが、告白した瞬間に「9点」、あるいは「9.5点」にアップするのです。

 

 女性は一般的に、「自分の気持ちをしっかりと伝えられる堂々とした人」「自分を引っ張ってくれる、きちんとエスコートしてくれる男性」が好きです。

 

「自分からはまったく行動を起こさず、自分の意見も述べず、うじうじした男性」が好きだという女性は、めったにいないでしょう。

 

 つまり、心理学的に見て、告白は「先」にしたほうが圧倒的に有利なのです。

 

 彼女は、Aさんに対して少なからず好意を持っていたとしても、先に告白したBさんとつき合ってしまう可能性が高い。「好意の返報性」によって、自分に告白した人を好きになりやすいからです。

 

【理由2】告白すると「注意のアンテナ」が立つ!

 

 あなたが意中の女性に告白して、OKをもらえなかったとしましょう。それでも、全然気にすることはありません。落ち込む必要もありません。

 

 あなたに対する彼女の好意度は7点だった。とすると、「交際してください」と言っても「OK」をもらえないかもしれませんが、前述のように「好意の返報性」によって、告白した瞬間に、7点が8点、9点になるのです。

 

 そして、告白すると、彼女の注意は確実にあなたに向きます。あなたを「大嫌い」という場合は別として、ふつう以上の好意度を持っていたなら、告白された後に、どうしてもあなたを観察するようになります。

 

 今まで、「職場の同僚の一人」という存在としか認識していなかったものが、「異性」として意識するようになるからです。

 

 そうすると、間違いなく彼女は、あなたを今まで以上に深く観察するようになります。

 

 今まで気づかなかった、あなたの長所や魅力を発見する可能性が高いのです。

 

 人間の脳には、注意のアンテナが立つと、情報を集中して集める仕組みがあります。告白することで、彼女の脳に「あなたへの注意のアンテナ」が立つのです。

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