答えは北海道江別市にある「江別古墳群」です!
写真の古墳は、まとめて「江別古墳群」といいます。一般的な古墳は、古墳時代(4~5世紀)に造られたものですが、江別古墳群は9~10世紀、本州の時代区分では、平安時代、北海道でいうと擦文(さつもん)時代に造られました。
「江別古墳群は3~10m。野球のピッチャーマウンドくらいの小さなものです。北海道で発見された古墳は、札幌市や恵庭市にもありましたが、工事などで壊され、残っているのは江別古墳群にある18基だけです。そのため、国の史跡に指定されています。
古墳からは刀や須恵器、土師器などが発見されているので、本州とのつながりを感じますが、葬られた人は誰なのか、なぜこの地に古墳を造ったのか、色々なことがわかっていません。小さい古墳ですが、とてもミステリアスな遺跡なのです」(広報担当者)
写真提供・江別市郷土資料館