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【食堂のおばちゃんの人生相談】49歳・会社員のお悩み

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.04.30 11:00 最終更新日:2021.04.30 11:00

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/モーレツ社員さん(49)会社員】
 歓送迎会で、隣りの先輩社員に一切お酌をしない若手がいる。最近は、若手に1回お酌されたら先輩のほうが、「後は手酌で」と言うことが多いが、全然しないのは、いかがなものかと思う。
※緊急事態宣言以前の質問です

 

 

【山口先生のお答え】
 会議中にスマホばかり見ている若手がいるのですから、隣りの先輩に全然お酌しない若手がいても、不思議じゃないですよねえ。スマホは禁止すれば何とかなりますが、お酌は……。

 

 要するに、これは礼儀の問題ですよね。あるいは習慣の問題というか。つまり本人の常識の問題で、非常識な人に非常識だと言っても理解できるかどうか? それに「〜するな」を実行させるのは簡単なんですが「〜しなさい」を実行させるのは難しいんですよねえ。

 

 私は手酌派ですが、近くの人には一応お酌します。それが礼儀だと思うし、礼儀って本当は人間関係の潤滑油なんですよ。モーレツ社員さん、解決方法は一つだけです。歓送迎会のアルコールは缶ビールにしましょう!

 


やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売

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