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【食堂のおばちゃんの人生相談】55歳・会社員のお悩み
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.05.03 11:00 最終更新日:2021.05.03 11:00
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/蝉リタイヤさん(55)会社員】
定年まで、あと5年。子供は巣立ち、妻と2人暮らし。退職後の生活は、いつから真剣に考えれば?
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【山口先生のお答え】
今です! まるで林修先生のようですが、今すぐ始めるべきです。
熟年離婚はもはや他人事ではありません。退職金が支給された途端、妻に離婚届を突きつけられるのではないかと、戦々恐々としている男性はけっこういるでしょう。そして「俺だけは大丈夫」と思っている男性に限って、三行半を突きつけられたりするのです。
ただ、女性だって熟年で離婚して、全員以前より幸せになっているわけではありません。夫婦仲よく共白髪まで暮らせたら、それが一番良いに決まってます。
近頃手を取り合って歩いている熟年のご夫婦をよく見掛けますね。あの姿を目標に頑張りましょう。まずは奥さんの話に真剣に耳を傾けて下さい。そして、老後助け合って暮らしていけるように、じっくり話し合いましょう。会話が乏しいというのが、すでに危険信号だと思って下さい。
※緊急事態宣言以前の質問&回答です
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中