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【食堂のおばちゃんの人生相談】42歳・管理職のお悩み

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.05.14 11:00 最終更新日:2021.05.14 11:00

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/あーさん(42)管理職】
 2カ月に1度の幹部全体会議で発言を求められると、緊張のあまり上手くコメントできません。山口さんはテレビなどでコメントするとき、どんなことに気をつけていますか。

 

 

【山口先生のお答え】
 私はテレビその他でコメントするとき、まったくの思いつきで、何も気をつけておりません。これでは答えにならないのでご参考までに申しますと、物事は視点を変えて眺めると別の面が見えてくるものです。

 

 もし「個性的な意見」を目指すのであれば、当事者以外の立場で考えると良いのではないかと思います。例えば、あーさんがライバル会社の社員だったら、業界紙の記者だったら、近所のおばさんだったら、その問題をどう見るか? 自分以外の立場に立って物事を考えると、新たな発見があるかも知れません。

 

 そして一番大切なのは緊張しすぎないこと。幹部全体会議ではなく、テレビドラマの撮影だと思って臨んでは如何でしょうか? 失敗したって死ぬわけじゃなし、リラックスして行きましょう。

 


やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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