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【食堂のおばちゃんの人生相談】53歳・会社員のお悩み

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.05.28 11:00 最終更新日:2021.05.28 11:00

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/匿名希望(53)会社員】
 同じ部署に勤続20年以上のお局様がいて、上司だろうが気に入らないと食ってかかり、職場はピリピリしています。昔からいるので仕事は出来るのですが、彼女の独裁者ぶりは、なんとかなりませんか?

 

 

【山口先生のお答え】
 勤続20年のお局様ということは現在40歳前後ですね。それが上司始め、15歳近く年上のあなたまで手を焼くほどの独裁ぶりというのは、むしろあっぱれと言うべきでしょう。本当はあなたも彼女の気の強さを見習った方が、人生楽しくなると思うんですが。

 

 ただ、これはお悩み相談なので、解決方法を伝授しましょう。独裁者を排除する一番良い方法は、孤立させることです。具体的には、部署全体で連帯して、お局様とは挨拶と業務連絡以外一切口を利かない。私語を交わさない。無視する。

 

 無視されるって、人間こたえるんですよ。そうなって初めて、このままじゃいけないと気が付いて、自分の態度を見直すきっかけになるのではないでしょうか。

 

やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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