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億り人が密かに狙う「爆上がり」暗号資産「イーサリアム」をわかりやすく解説

ライフ・マネー 投稿日:2021.05.31 06:00FLASH編集部

億り人が密かに狙う「爆上がり」暗号資産「イーサリアム」をわかりやすく解説

墨汁うまい氏のトレーディングルーム

 

「テスラはビットコインを売却していない」

 

 世界3位の大富豪が火消しに奔走しても、ビットコインの下落は止まらなかった。

 

 冒頭の発言は、電気自動車(EV)メーカー「テスラ」の創業者、イーロン・マスク氏(49)が5月17日にツイートしたものだ。暗号資産(仮想通貨)に詳しい(株)NOTE−Xの高橋諒哲(りょうてつ)氏が、今回の暴落について解説する。

 

 

「2月に、マスク氏はテスラが15億ドル(約1640億円)分のビットコインを保有していることを公表しました。3月には、ビットコインでテスラのEV車が購入できると自身のツイッターで発言したことなども影響し、ビットコインの価格は4月14日には700万円まで急騰していました」

 

 ところが5月、マスク氏がビットコインによるEV購入の受付けを一時的に停止すると宣言。ビットコインを売却する可能性を匂わせたこともあり、5月19日には300万円台にまで下がってしまったのだ。

 

「暗号資産市場は、マスク氏一人に振り回されていると言ってもいいでしょう。ただ、株式や為替市場も、トランプ前米大統領のツイートに影響を受けていましたし、それと同様のことが暗号資産にも起きただけだと思います」(高橋氏)

 

 2016年から暗号資産のトレーダーとして資産を運用してきた墨汁うまい氏(ハンドルネーム)も、今回の暴落は心配する必要はないと語る。

 

「ビットコインの価格は、コロナショックからの約1年で20倍近くになっていました。投機目的で買っていた人が利益確定をするタイミングと、マスク氏の発言がたまたま重なっただけだと思います」

 

 今回の値動きは、過去の「暗号資産バブル」とは大きく異なるという。

 

「2018年にもビットコインの “バブル” がありましたが、そのときと2021年の急騰で大きく異なるのが、暗号資産と株価や金融市場との相関関係が非常に強くなっていること。そして、ビットコイン以外の『アルトコイン』の可能性が大きく広がっていることです」(墨汁うまい氏)

 

 墨汁うまい氏は、2016年に数十万円の資金でビットコインを購入。その後は暗号資産のデイトレードを繰り返して資産を増やし、今では “億り人” だという。

 

 暗号資産は、ビットコインとアルトコインに分けられる。アルトコインとは「オルタナティブコイン(Alternative Coin)」の略で、ビットコイン以外のすべての暗号資産のことだ。

 

 アルトコインは、世界中で日々、生まれており、その数は2000種類とも9000種類ともいわれている。

 

「もっとも、その大半は価値がなく、実態のない詐欺まがいのアルトコインも存在するのです」(高橋氏)

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