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億り人が密かに狙う「爆上がり」暗号資産「イーサリアム」をわかりやすく解説

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.05.31 06:00 最終更新日:2021.05.31 06:00

億り人が密かに狙う「爆上がり」暗号資産「イーサリアム」をわかりやすく解説

墨汁うまい氏厳選 アルトコイン10


■数十円台のコインが莫大な資産に!?

 

 図は、墨汁うまい氏が推奨する10のアルトコインだ。実利用、将来性、値上がり期待度で、A〜Dのランクをつけてもらった。

 

「ここには、海外の取引所でしか買えないコインも含まれています(★マークのないもの)。ハードルが高いと思われるかもしれませんが、『バイナンス』など、日本語に対応している取引所もありますので、覚えておいて損はありません。 

 

 日本でも、金融庁の “お墨付き” のある29のコインが『ホワイトリスト』として登録されているのですが、リスト自体が2017年から惰性的に取り扱われていて、廃れているコインも多いんです」(墨汁うまい氏)

 

 イーサリアム以外にも、米ドルの代わりに利用できる「USDコイン」、オンラインゲーム上でアイテムの売買に使える「エンジンコイン」など、ビットコインにはない特性を持つものもある。将来的に用途が拡大して需要が高まり、大きく値上がりする可能性がある。

 

 今なら数十円台のコインもあるので、小遣いで少額でも購入しておけば、数多く誕生した “ビットコイン億り人” のように、莫大な資産を手にすることができるかもしれないのだ。

 

 一方で、柴犬のアイコンがトレードマークのアルトコイン「ドージコイン」には、前出の高橋氏も着目する。

 

「ドージコインは、現在では積極的には開発されておらず、シャレで作られたコインです(笑)。ですが、これもマスク氏が何度となくツイートし、一時は、なんと前年から200倍以上に値上がりしました。

 

 そういう意味では、宝くじのように夢がありますよね。未知の領域だからおもしろい。そんな暗号資産を、もっと楽しんでいただきたいと思います」(高橋氏)

 

 5月19日の取引でも、ビットコインやイーサリアムが急落し、暗号資産全体の時価総額は一時、日本の一般会計とほぼ等しい100兆円の下落となったといわれる。

 

 これを空前のバーゲンと考え、将来性のあるアルトコインに投資するのか、はたまた消滅覚悟で “柴犬” に投げ銭するのか。選択肢は無限にあるのだ。

 

【墨汁うまい氏厳選アルトコイン10】
(★印のものは日本の取引所で購入可能)

 

★イーサリアム

 たんなる投資資産ではなく、システム上でさまざまな取引やビジネスを実際におこなうことができる、実用的なプラットホーム。2019年よりDeFiが始まり価格が急騰

 

★エンジンコイン

 シンガポールのゲーム会社が開発した通貨で、「Enjin」というオンラインゲームのプラットホームでの売買に利用できる。エンジンを介してほかのゲームのレアアイテムを売買できるので、価格も上昇していた

 

★ベーシックアテンショントークン

 プライバシー保護を重視する人気のブラウザ「ブレイブ」で使用できる。たとえば企業の広告を閲覧したユーザーは、報酬としてBATをもらったり(現在は海外のみ)、投げ銭に使うことができる

 

★ステラルーメン

 個人間の送金や決済用に開発された通貨。送金手数料が非常に安く、スピードも速い。ビットコインは送金に10分程度かかるが、ステラルーメンは2〜5秒で済む。国内の多くの取引所で売買することができる

 

◎ユニスワップ

 ユニスワップは、DeFiのトップ取引所。取引所で使えるアルトコインが「UNI」だ。取引所ではUNIを投票権として使えたり、UNIを預け、売買させて手数料収入をもらうことができる

 

◎USDコイン

 米ドルを預け入れると、同数のUSDCが発行される。1USDCは1ドルと同じ価値を持ち、つねに現金化できる。世界中のDeFiや取引所で米ドルの代わりに使用されており、利便性と信頼性が非常に高い

 

◎ヤーンファイナンス

 DeFiに預けた資産を自動で運用してくれる投資信託のようなもの。イーサリアムやビットコインなどの資産を預け入れると、最適な利回りで運用してくれる。DeFiブームで爆上がりした

 

◎カーブダオトークン

 ユニスワップに次ぐ人気のDeFi取引所「カーブ」のアルトコイン。ユニスワップよりも前衛的で、新しい技術をいち早くテストする。ユニスワップよりも低リスクで不労所得を得られるので、2020年の開始以来、すぐに人気に

 

◎ドージコイン

 実用性を持たないが、「ネタコイン」として古くから人気が高く、値動きが激しい。暗号資産が高騰しやすいときに買い上げられるので、バブルの指標としても役に立つ。日本にいる柴犬の「かぼすちゃん」がモデル

 

◎ワンインチ

 DeFiの「ユニスワップ」や「カーブ」で売買する際に、最大の利益が出るベストレートを自動で表示してくれるプロジェクトのアルトコイン。イーサリアムの実利用レベルを1段階上げたものといえる

 

墨汁うまい氏
イギリスで暮らしていた2016年に暗号資産に出会い、その後専業トレーダーに転身。現在は暗号資産のニュースサイト『コインチョイス』に寄稿したり、DMMオンラインサロンで詳しい解説をおこなっている

 

(週刊FLASH 2021年6月8日号)

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