【荒木師匠の実践！婚活道】令和の星野源をとるか、平成の石田純一をとるか

　ここ数年「星野源みたいな人がいいんです」って言う婚活女子が多い。逃げ恥婚をする前からね。「星野源みたい」ってどんなイメージかというと、真面目で浮気とかしなさそうで、太ってもなくハゲてもなく、清潔感があって、背は168cmと高くはないけど特別低くもない。年収は500～600万円程度。

　そう、いわゆる超高望みでない「フツーの感じの男」を希望しているつもりの女子たちよ。星野源はガッキーと結婚しているの。これが現実。本物の星野源は相当な年収でしょうけど、それを別にしても、実際には「星野源みたい」な人と結婚するのはなかなか難しいのです。

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　星野源さんは40歳、新垣結衣さんは32歳。婚活市場での平均的なカップルの年齢差は男性の方が7歳上。私が若い頃はうんと年上のお金持ち男性との結婚も、いわゆる「玉の輿」としてステータスが高かったけど、いまの女性は高収入より、見た目もまぁまぁで収入も特別高くなくても「若い男がいい」という人が多いですね。

　若い男というのは40代女性が20代男子を狙ってるとかそーゆー意味ではなく、45歳の女性が42歳男性を希望するくらいの感じです。ところが、42歳の男性は30歳の女性あわよくば20代を狙ってきます。男性はホントにずーずーしくて、マッチングアプリなんかでは50歳の男性が32歳の女性に「年齢差は気にしません」とか平気で送ってくる。こっちは気にするってーの（笑）。女心がわからない彼らはそこは考えてません。

　一方、女子は「気が利く男」を求めています。要は察してよってこと。男性は霊能者じゃありません！　しつこいようですが、男は女心なんてわからないし察するなんてできないの。マッチングアプリで初回自分から名刺出してこない男なんて、と上から目線でダメ出ししてませんか？　でも、男性は、どのタイミングで名刺や身分証を出したらいいかなんて、そんなのわからないのです。

　だから、こちらから「もし2回目も私に会いたいと思ってくれたら、そのときはお名刺いただきたいです」と事前に言っておけばいいだけ。要は、どのタイミングで何をすべきか？　どうしてくれたら嬉しいのか？　それをちゃんと伝えること。

　オシャレなお店でエスコートしてくれて、支払いもスマートで、なーんて男はデートして楽しいかもですが、遊び人である可能性大。平成の石田純一タイプかもよ？　もしアナタの夫が給料日にキャバクラや女子大生とデートだ！　と張り切るような男なら、結婚相手としてはイヤですよね？　お給料日には早く帰って、奥さんと焼き肉食べようって思うような男がいいんでしょ？　だったら朴訥でも、誠実でアナタの希望をかなえようとしてくれる男がいいんです。

　そーゆー意味で「星野源」って発言になるのでしょうけど、外見は星野源でも、婚活女子のみなさん、中身は石田純一のホスピタリティを求めてる。女心がわからないからって男性をバカ呼ばわりしないこと。女心がわかる人がいいなんて言ってたら、遊び人のいわゆるヤリモク男性にひっかかるだけ。

　そんなことを何回繰り返しても、アナタは永遠に婚活を卒業できません。幸せになりたければ、中身の誠実さで判断してください。オシャレなお店なんか知らなくてもアナタが提案して行きたいところに付き合ってくれればいいのです。

　結婚して子供ができたら、子供と奥さんの行きたいところにお財布持って連れてってくれる、そんなダンナ様がよくないですか？　アナタの希望はちゃんと伝えて、男性を育てるという視点が大事ですよ！

●荒木師匠

　1990年代、一世を風靡したディスコ「ジュリアナ東京」で元祖お立ち台ギャルとして人気に。アナウンス学校出身で、司会、ナレーション、イベントコンパニオンなどを経てバラエティタレントに。その後、銀座で母親とバーラウンジを20年経営。芸能界と銀座のノウハウを恋活・婚活に使えると考え、婚活セミナー講師に。2014年より女性向け婚活塾「東京美女活工房」をスタートさせた