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【食堂のおばちゃんの人生相談】49歳・パートのお悩み

ライフ・マネー 投稿日:2021.06.04 11:00FLASH編集部

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

 

【お悩み/寝る子さん(49)パート】
 大事な会議や研修会の時に限って寝てしまいます。コーヒーを飲もうが腿をつねろうが、睡魔には勝てません。山口さんは、締切ギリギリで寝ないで原稿を書くことはありますか? 睡魔に勝つ方法を教えてください。

 

 

【山口先生のお答え】
 寝る子さんのお悩みを伺ってふと思い出したのですが、過度な緊張感によっても人は睡魔に襲われるそうですよ。大事な会議や研修会に限って寝てしまうのは、寝る子さんがあまりに緊張しすぎているからではありませんか?

 

 とりあえず、前夜寝不足でもないのに眠くなるなら、まずはリラックスして緊張感を和らげてみましょう。始まる前に深呼吸して、軽くストレッチをするだけでも結構効果があるかも知れませんよ。

 

 そして「また寝ちゃったらどうしよう?」なんて心配をしないことです。「その時はその時。起きたら誰かに中身を聞けば良いさ」くらいに構えていれば、緊張し過ぎることもありません。ただ、会の内容があまりにもつまらなくて眠気を誘う(多分これが一番多い)場合は、保証の限りではありませんが。

 

 私は食べずに原稿を書くことは出来ますが、眠らずに書くことは出来ません。眠くなると頭がボンヤリして、内容がボケるからです。だから、毎日書き終わるまでお酒が飲めないんですよ。酒飲んだら頭がパーになりますからね。

 

 私は酒飲みですが煙草は吸いません。でも、今は逆だったら良かったのにとしみじみ思っています。だって煙草なら、吸いながら原稿書けるんですもん。

 

やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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