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食堂のおばちゃんの人生相談「同期や後輩がどんどん出世していく」
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.06.11 11:00 最終更新日:2021.06.11 11:00
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/いい人さん(43)会社員】
会社で仕事も人間関係もそこそこ上手くやっているつもりだが、同期や後輩が先に出世してゆく。今更出世にガツガツするのもためらわれるが、出世も諦めきれない。
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【山口先生のお答え】
あのう、はっきり申し上げて、同期や後輩に次々追い抜かれるということは、あなたは「仕事も人間関係もそこそこ上手くやって」いないんじゃないでしょうか?
まず、その認識から改めた方が良いですよ。仕事も人間関係も上手くやれていない……それをキチンと自覚した上で、次にご自身が何を望むのかが肝心です。出世がしたいのか、出世に無頓着な「いい人」と思われたいのか? どっちになりたいのか決まってから、またご相談ください。
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中