【荒木師匠の実践！婚活道】モラハラ男からは逃げるが勝ち

　最近、彼氏・ダンナがモラハラだって相談が多い。
　あるアラフィフ女性は、職場のボスと不倫関係になってしまったけれど、別れると仕事を失う可能性があるから、なかなか別れられないとのことでした。

　すべての女性は、本当は愛されて大切にされたいはず。
　彼女は尽くしすぎて、ますます男は増長。初任給のような安いお給料で、休日出勤は当たり前のブラックな長時間労働を強いられている状況です。

関連記事：【荒木師匠の実践！婚活道】結婚したければ体を許す必要なんてない！

　原因を分析してみると、男性に尽くしすぎちゃう女性って、原因が2つあります。

（1）自分に自信がないから、尽くすことで魅力不足を補おうとする
（2）尽くされたいから尽くしてしまう

（1）は、セルフイメージの低さから出る行動。「自分は下女です」ってプレゼンしてるんだから、当然、相手は増長します。セカンドやセフレコースまっしぐら。

（2）は、ホントは自分が尽くされたいってこと。相手は “自分の投影” なので、逆の役回りをやっているだけです。人の世話をする看護師や介護士などの職業の人は、この傾向が強いことが多いです。こうした考えの女性は、結婚はもちろん、幸せになることにもお金持ちになることにも心の障壁があったりします。

　では、どうしたらいいのか？

　もちろん、この場合はソッコー別れるべきです。それ以外の選択肢はありません。親に借金してでも、一時的に実家に逃げてでも、行政のシェルターを利用してでも、どんな手段を使っても逃げるべきです。絶対に話し合いなんてしちゃダメ。相手は詐欺師のようにマインドコントロールするプロです。

　向こうの方が口が上手いに決まってるんだから、言いくるめられるのが関の山。実際、何度「やめたい」と言ってみても、「無責任だ」などと責められ、この生活から抜け出せないのです。

　まずは逃げ場所の確保が必要。そのまま家に住んでいては、彼氏なんだから家に来られてしまって逃げ場がありません。夜逃げのように、ある日、突然引っ越しましょう。そして、引っ越しした日に、退職届を一方的に郵送してください。

　お金は働けばどうにかなります。寮のある就職先もあるのです。だけど、女性にとって最も貴重な「時間」は二度と返ってきません。

　もしアナタが 40歳だとして、年収1000万円の男性と結婚したら10年で1億円を得たことになります。仮に、自分が年収300万円でも、相手の男性が年収700万円なら、世帯年収はやっぱり1000万円になります。

　女性の美や若さは換金できるのです。それなのに、10年もモラハラ不倫を続けたとしたら、アナタは1億円を失ったのと同じです。そもそも10年もそんなことしてたら、心か体が病気になるでしょうね。そして、うんと老けて、なにも得てない、ただ年をとっただけの疲れた自分にしか出会えないのです。

　キケンな男が魅力的に見える？　言いたいことはわかるけど、それは悪魔に魅入られたのと同じ。悪魔についていった代償は大きいのです。カルト宗教や危ない組織から抜け出すのと同じぐらいの覚悟がいるの。

　だって、長年そんなことをしてきたら、最初は親身になってくれた友人も、なんだかんだ言って、どんどん離れていくでしょう。家族や友人や本当にアナタの味方だった人を遠くに追いやってきたんだから、生半可な考えでは本当の人生を取り返すことはできません。

　どうか、1日も早く逃げてください。幸せな結婚や豊かさを手に入れるには、まずは泥沼から逃げ出すことから始まるのです。

●荒木師匠

　1990年代、一世を風靡したディスコ「ジュリアナ東京」で元祖お立ち台ギャルとして人気に。アナウンス学校出身で、司会、ナレーション、イベントコンパニオンなどを経てバラエティタレントに。その後、銀座で母親とバーラウンジを20年経営。芸能界と銀座のノウハウを恋活・婚活に使えると考え、婚活セミナー講師に。2014年より女性向け婚活塾「東京美女活工房」をスタートさせた