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食堂のおばちゃんの人生相談「人に嫌われてばかり…残りの人生どうすれば」
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.06.21 11:00 最終更新日:2021.06.21 11:00
「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!
【お悩み/アラベスクさん(58)】
私は「人に嫌われる性格」なのでしょうか? 入社試験も面接で落とされ、同窓会にも呼ばれません。残りの人生、人と関わらずに送った方が良いですか?
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【山口先生のお答え】
あなたがどれほど真剣に他人との関わりを求めたか……に尽きると思います。
私は親しい人と一緒に過ごすのも好きですが、同じくらい一人でいるのが好きです。そして、一人の時間を楽しめない人は、人に囲まれて過ごす時間も楽しめないような気がします。
『ひとりぼっちを笑うな』(蛭子能収著)という本もあるくらいで、一人が悪いわけではありませんが、あなたが本気で他人との関わり合いを求めるなら、その気持ちを言葉と行動で示しましょう。
同窓会の件ですが、何年も欠席が続くと自動的に連絡がいかなくなったりします。ご自分からかつての級友や幹事役に連絡を取るなど、積極的に動かれてみては?
やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中