【荒木師匠の実践！婚活道】アラサー女子と年の差婚を願う男たち

　声優の山寺宏一さんが、岡田ロビン翔子さんと結婚しましたね！　60歳と29歳の31歳差カップル。

　山寺さんは3回目の結婚。1回目はアラサーのときに同世代の人。2回目はアラフォーのときにアラサーの人。そして今度もアラサーの人。

　あれれ？　自分は年取ってないんかいっ！　ってツッコミたいですよね。

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　実は、女性が最もモテる年齢って、アラサーだっていう調査があるんです。えっ？　ハタチとかじゃないのって思いましたか？

　もちろん、若いコには若いコなりのモテの世界はありますが、ギャルや子供ではなく、おばさんでもない絶妙なお年頃がアラサーなんです。

　その昔、20年くらい前ですが、『やまとなでしこ』ってドラマがあったの、みなさん覚えてますか？

　松嶋菜々子さん演じる桜子は27歳のCA。婚活合コンにいそしむも、28歳の誕生日を寂しく迎えて、「自分の株価は下がり始めた。女のピークは27歳」という発言をしていました。

　個人的には、時代の変化とともに、女性の旬の年齢は上がってるように感じます。これは、寿命が伸びたり、さまざまな社会的要因があるのでしょうけど。

　少し前に結婚されましたが、「国民の愛人」というコピーが衝撃的だった橋本マナミさんも、ブレイクしたのは30歳でした。

　そこから、結婚する34歳くらいまでは、色っぽいオネーサン路線は彼女の独壇場だったように思います。

　昭和の時代、私が子供の頃、27歳は世間では行き遅れ扱いでした。女性の嫁入りリミットは「クリスマスケーキ」と呼ばれ、24歳までに嫁に行くべし、独身で25歳を迎えたらヤバいというのが常識でした。

　ですが、この10年くらいで美魔女やミセスコンテストも増えてきて、アラフォー、アラフィフでもキレイな方がたくさんいますよね。

　実際、恋愛市場では、アラサー普通女子より、アラフォー美魔女の方がモテたりします。だから、アラフォー美女は婚活において自分の市場価値が下がったコトに気がつきません。

　男性はちょっと付き合ったり、一夜の恋なら美魔女もいいって思う人は、けっこういるんですよ。

　だから、40代が年下のハイスペイケメンと付き合えたからって、このレベルの男と結婚できるんだ、とはならないのです。

　だって、婚活になると、アラフォー美魔女より、アラサー普通女子の方がはるかにモテますからね。

　男性は、結婚となると子供を欲しいと考える人も多いので、そうなると、なるべく30代前半を、って思うみたいです。

　40歳だって相性がよければ子供はできるんですが、リミットは長いほうがいいと考えるのでしょう。

　もう子供はいらないと考えている40代後半以降の男性のなかには、同世代の女性を選択することもあります。

　ただ、50歳以上でも初婚で子供が欲しい人は、やっぱり30代前半ばかりにお見合いを申し込みます。たとえ30代100人に振られても、40代女性の申し込みはまったく受けつけない人もいます。

　土地持ち、地主、大家、資産アリ、長男などの条件であれば、なおさらこの傾向は加速します。

　しかし、自分の親に近いような男性を、たいていのアラサー女子は受けつけません。

　山寺さんや加藤茶さんみたいな芸能人でもお金持ちでもなく、なんでもないフツーのオジサンだったら、ほぼ相手にされません。

　では、そんな売れ残りの彼らは、どこに行くのか？　だいたいは、国際結婚で海外の若い20～30代女性と結婚するのが彼らのEXITです。

　それを拒否ると、ほとんどの人は結婚できないまま年を取ります。

　こうやって男性のことを見ると、よくわかりますよね。お見合い市場では、男性は自分の年齢が何歳でもアラサー女子に申し込む人が多いのです。自分の年齢は無視（笑）。

　では、アラサーをとっくに過ぎた婚活女子は、どうしたらいいのか。こちらがEXITするとしたら、見た目を上げる一点勝負です。

　結局のところ、実年齢は変えられず、変えられるのは見た目年齢だけ。検索では数字で切られるから弱くなりますが、そこはそれ、美人だったらお見合いの申し込みを受ける男性はたくさんいるのです。

　以前、49歳、年収1500万円の男性が、子供が欲しいからと30代女性を探していると相談され、ウチから何人か出しました。

　交際にはなったものの、続かなかったので、観月ありささんに似てる45歳女子を紹介したら、みごとお見合い成立、交際になりました。

　結局、結婚まではいかなかったけれど、40代だってハイスペ男子にお見合いで会うコトはできる、ということです。

　もちろん、本当に気が合うかどうかは本人同士にしかわかりません。交際してみないことにはね。でも、そこまでは確実に行ける方法があるってこと。

　私は婚活ファッション専門店アプレ・ガールというのをやっていますが、27歳も52歳も同じスカートを買っていきます。実年齢は一切無視。

　というわけで、婚活女子は、最大公約数の男性にモテるアラサー風の見た目を作っていくのが、EXITまでの最短距離なんですね。

●荒木師匠

　1990年代、一世を風靡したディスコ「ジュリアナ東京」で元祖お立ち台ギャルとして人気に。アナウンス学校出身で、司会、ナレーション、イベントコンパニオンなどを経てバラエティタレントに。その後、銀座で母親とバーラウンジを20年経営。芸能界と銀座のノウハウを恋活・婚活に使えると考え、婚活セミナー講師に。2014年より女性向け婚活塾「東京美女活工房」をスタートさせた