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スペースインベーダーを開発したタイトー、もとはウォッカ販売業だった/8月24日の話

ライフ・マネー 投稿日:2021.08.24 10:30FLASH編集部

スペースインベーダーを開発したタイトー、もとはウォッカ販売業だった/8月24日の話

誰もがスペースインベーダーに夢中に

 

 1953年8月24日、ユダヤ系ウクライナ人の実業家であるミハエル・コーガンが、太東貿易株式会社を創業した。のちにゲームメーカーとして知られる「タイトー」の前身である。

 

 タイトーといえば赤いスペースインベーダーのマークが思い浮かぶが、創業当初におこなっていたのは輸入業だった。ユダヤ系ウクライナ人という出自を持つミハエル氏が、わざわざ日本で会社を設立したのは、日本が1930年代に検討していたユダヤ難民の移住計画が関係している。

 

 

 歴史学者の濱田浩一郎さんが、こう語る。

 

「1932年、ロシア革命の混乱から逃げてきたミハエル氏は、移住先の満州で『河豚計画』を推進する陸軍大佐・安江仙弘に出会います。当時、日本では、ヨーロッパでの迫害から逃れたユダヤ人たちを満州に集め、自治区を建設する計画が進んでいたのです。

 

 ユダヤ人保護を叫ぶ安江大佐たちを知って親日家となったミハエル氏は、1939年に日本を訪れ、貿易について学びます。のちに貿易商となり、1950年から個人営業の輸入会社を始めるのです」

 

 その後、一度の仕切り直しを経て創業されたのが、太東貿易だった。「太東」とは「極東のユダヤ人」を指すという。実は、日本で初めてウォッカを販売したのはこの会社で、品質のよさから帝国ホテルのバーでも取扱いがあったという。

 

「ウォッカによって飲食業との関係ができると、次は『ピーナッツベンダー』という、10円玉を入れるとピーナッツが出てくる小型自販機の販売を始めます。バーや喫茶店に小型自販機を置いてもらい、利益の一部をオーナーに還元する委託販売だったようです。このスタイルは、のちにアーケードゲームを喫茶店に売り込んでいくときに活かされます」

 

 その後、太東貿易は、小銭を入れると音楽が聞ける「ジュークボックス」や、マジックハンドでものを吊り上げる「クレーンゲーム」などを開発。1964年に東京オリンピックが開かれると、ミハエル氏は「オリンピアゲーム」を市場に導入する。これが、のちに「パチスロ」に進化していった。

 

 1972年、社名を「タイトー」に変更し、誰もが知る「スペースインベーダー」の大ヒットにつながっていく。

 

 ミハエル氏は、1984年に64歳で亡くなった。102億円もの遺産は、外国人では過去最高だったという。たった一代で、日本のアミューズメント業界の歴史を塗り替えてた結果だといえる。

 

写真・朝日新聞

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